拍手ありがとうございました。お礼文はどっちを書こうか迷った末のaphと青祓の混合です。わからないキャラは一番下に説明しているので参考になれば…!
(何かございましたら。)







「無駄な抵抗はやめて出てきなさい!」




メガホン、なんて一般家庭が持ち合わせているはずもなく、私はただ引きこもった犯人のいる部屋の扉をグーなりパーなりでバンバンと音をたてて叩いた。




「…」



「黙ったって中にいることはわかってんのよこのすっとこどっこい!じゃなきゃカギなんかかかってないでしょ!」



自分でもだんだん声が大きくなっていっているのがわかる。そっちも必死かもしれないがこっちはさらに必死だ。自室という名の人質をとっている引きこもり犯人共が何をやらかしているのか気が気ではないのだ。




「志摩アンド本田あああ!良いから出てこいやあああああ!」



「…チッ、バレてますね志摩さん。」



「そやなあ本田さん、どうしはります?」



騒がしい扉の外側とは裏腹に中は妙に静かである。数分前まではによによと笑っていた2次元マスター略してニジマスこと本田菊は急に顔を変えて舌打ちをうち、タンスで下着を漁っているピンク色の頭をした志摩廉造に目をやる、が志摩はあまり気にしていないようだ。



「いい加減出てこいってえの…何時間入り浸る気だゴルァ」



「今はいとるパンツくれるなら出てもええですけど」
「埋めるぞ」



「アーサーさんもしくはアルフレッドさんといやらしく絡み合って下さるならば日本男児として潔く出ましょう!」
「潔くねえよ!」



二人して目を輝かせながら(扉挟んで届いてないけど)扉の向こうのこの部屋の主に伝えるがあっさり却下だ。さらに舌打ちをする本田の横で次はソックスを漁りだした志摩。そんな彼を見て随分と形容範囲が広いのですねと本田は高速でメモをとりながら感心していた。



「しぶとい奴らね…こうなりゃ最終手段!」



「ドアの前にすき焼き置いてもあかんえ、引っかかるんは奥村くんだけや」



「魔法少女の特別呪文発動!ですよねわかります。」



「嘗めてるの?あんたら私の事、馬鹿にしてるの?」



ああむかつく!と言った後に気を取り直して咳払いを一つ。こんな非常事態の時のためにスケットを用意していたのだ。



「…それじゃあルートさんよろしくお願いします。」



「うむ、任せておけ。」


「う、わあああああEU一の伊達男が来てしまいました、やばいですよ志摩さん!」



「え?誰なん?知らん名前なんやけど、」



「ルートさんという方は…「お前ら、女性の部屋に立てこもって悪さをするとは覚悟はできているのだろうな…?」」



「うわああああ何やえらいごつい声ですやん?!扉越しに殺意が?!」



びくびくと怯えている二人は「まあでもカギがかかっているから」と心のどこかで安心していたが、その頼みの綱は破壊、ゴトン!と音をたてて床に落ちたのはドアノブ。そこからゆっくり開かれる扉の向こうに見えた金髪のオールバックの男の笑みに心臓がきゅっと縮み上がったとかそうでないとか。




無駄な抵抗はやめなさい。
(ルートさんお説教よろしくお願いします。)
(うむ、任せておけ。)
(あ、っあー私この後大切な用事が…)
(俺もこれから坊と子猫さんと…)
(足を崩すな!姿勢は正しく90度を保て!)


▽▽


混合なんて初めて書きましたドキドキ。aphを知らない、青祓を知らないという方のために終わった後ですが簡潔な説明をば。

本田→aph
原作(日本の擬人化)当サイトでは2次元マスターな超すごい爺。
ルート→aph
原作(ドイツの擬人化)原作でも当サイトでも真面目な苦労人。S。
志摩→青祓
髪の毛も脳内もピンクな五男坊。当サイトでは大分変態。


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