お兄ちゃんのおねがい!

※円堂妹主、会話文のみ、近親系しもねた注意



「なあなまえ、相談があるんだが」

「何?まもにぃ」

「夏未の事なんだけどな?」

「うん」

「この間から俺、雷門サッカー部の監督してるだろ?」

「うん」

「だから、今までより少し帰るのが遅くなったんだけどな?」

「うん」

「夏未が寂しいって言って、拗ねるんだよ」

「うん」

「だからか知らないけど、最近夏未が夜相手してくれなくてさー」

「うん……って、え?」

「嫌がるのを無理矢理っていうのもなんか嫌だし、かといって…」

「ちょ!待った待った待った、ちょっと待った!」

「なんだよー?」

「ただのノロケかと思って聞いてたけど全然違うじゃん!ていうかそれ、女子高生の妹にする相談じゃなくない!?」

「いや、寧ろお前じゃなきゃ駄目なんだよ!」

「はあ!?意味分かんないんだけど!」

「だって、夏未が…!」

「な、なつねぇが…?」

「夏未が、『なまえさんと三人でなら、シてもいいわよ』って!!」

「………はあ!?」

「だからなまえ!頼む!」

「いやいやいや!頼むじゃないよ!無理だよ!」

「なんでだよぉ!?」

「なんでって、普通に考えて無理だから!寧ろこっちがなんでだよ!なんでそうなったんだよ!?」

「だって夏未が…!」

「なつねぇがじゃなくて!いやなつねぇもアレだけど、なんでそう素直に妹の貞操を巻き込もうとするの!?」

「だって夏未がー!」

「なんでそんな嫁に従順なの!?馬鹿なの!?死ぬの!?」

「死なないけど夏未が怖いんだよ!」

「知らんわ!夫婦の問題私に持ち込まないでよ!!」

「頼むよなまえ!俺の性生活を円満にするためなんだ!」

「せっ…!ま、まもにぃ最低!まじ最悪!もう私帰っ」

「ただいまー」

「「!!」」

「あらなまえさん、来てたのね」

「イエ、モウ帰リマス」

「な、夏未…!」

「二人ともどうしたの?……もしかして、この間の事、話してくれたのね?」

「「!!?」」

「あら、違うの?」

「あ、いや…」

「ちちち違うよ!私テレビ見てただけだし!!こないだの話って何カナー全くワカンナイナー!ねーまもにぃ!?」

「え!?えっと…」

「……円堂くん?」

「話しました!」

「まもにぃいいいいいい!!」

「良かった、円堂くんから全て聞いているのね。それじゃあ話が早いわ」

「は、話って…なつねぇ…?」

「……うふ」

「わ、私もう帰…」

「円堂くん」

「すまん、なまえ!兄ちゃんのためだと思って!」

「は!?いや、ちょ、待っ…!!」



ああああああああああ!!





お兄ちゃんのおねがい!


(まもにぃなんか大ッ嫌いだ!)