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男たちの身長事情:静雄編


「静雄さんって凄く身長高いですよね」

「ん? ああ……気づいたらここまで伸びてたな」

「そうなんですか。今いくつあるんですか?」

「確か……185cm、だったか?」

「185! そこまで大きいと見える世界も違うんでしょうね」

「まあそうかもな。お前の身長どれくらいかは知らないけど、たった10cm程度でも結構視界って変わるらしいからな」

「へえ……」

「ちょっと見てみたいなあ。静雄さんの目線で……」

「ん? 見るか?」

「え?」

「ちょっとこっち来い」

「?」

「おら」

「う、うわっ、うわあああああ!!」

「なんだ? 怖いのか?」

「こ、こ、怖いとかじゃなく……!」

「じゃあ嬉しいのか。良かったな!」

(ち、違うーー!持ち上げられているこの状況が恥ずかしいんですー!!)


♂♀


「どうだ? 少しは味わえたか?」

「あ、あ、あ、あはは……まあ、それなりに……」

「そっか! それならいいんだ」

(う……なんて眩しい笑顔! 恥ずかしすぎて景色ほとんど見られなかったなんて言えないな……)

「まあ、俺もそう考えると自分よりでかいサイモンとかはどんな風に見えてんのか気になるな」

「あ、そっか。サイモンさんって凄く大きいですもんね」

「知り合いではあいつくらいだろうな、俺よりでかい奴」

「門田さんも凄く大きいですよね? 静雄さんと同じくらいに見えるんですけれど」

「ああ、そういやそうか。あいつ身長どんくらいあるんだ?」

「今度機会があったら聞いてみましょうか。私もちょっと気になりますし」

「そうだな……つかよ」

「どうしたんですか? ちょっと神妙な顔をして」

「……いや、お前身長はともかく体重軽いよな。前に抱きかかえたときも思ったけどよ。ちゃんと食ってんのか?」

「し、し、静雄さんっ……!」

「な、なんだ?」

「そういうことを……女性に聞いちゃいけません……!」

「あ、わ、わりい……」

「もうっ!」

(色々思い出しちゃったじゃないかああああ……!)


※3rdのアレ
(全4種)


なにかありましたら


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