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縣
ブラックで構わん
(野菜ばかり残ったサンドイッチをゆっくり口にしながら、無頓着故にマグカップに興味もなさそうにコーヒーを啜り。
マグカップ以外は格好良いのだが、最後のサンドイッチだけ渋面で睨み)
ジャムとクリームのフルーツ莓サンド、か…よく材料があったな
ー
甘いものというか、莓がキライ←
=◆=◆=
■□■
紫梟
あ、この黒…い…って…えっ!これ…あ、いえ何でもないです。じゃあコーヒーお持ちしますね?
(黒いマグカップが竜頭の物と聞いて、他の二つはしまおうと思いつつ、黒いマグを右手に他のマグ二つを左手に持ちキッチンへとってかえそうとして何気なく黒いマグへ視線を落とした時、最初は絵柄などあまり見ていなかったが、全体的には黒だがなんだかデコボコした感触に改めて手に持ったマグを見てみると、なんとクマの顔が浮き出た形状のマグカップだった。竜頭におよそ似つかわしくないデザインに思わずクスッと笑ってしまい、まぁ…竜頭が選んだのではないのだろうなと考えながらキッチンへ行き淹れたてのコーヒーをマグに注いで、竜頭の分のコーヒーを持ってダイニングに戻り竜頭の前に置くと自席について食事を再開しようとサンドイッチに手を伸ばし)
お待たせしました。濃くないですか?お砂糖かミルク必要だったら言ってくださいね?
あっ!お代わりもありますから。
=◆=◆=
■□■
縣
マグカップ??
どれも一緒だろ、好きに使え
(無頓着すぎて、客からの贈り物やらも多く全く把握しておらず。
とりあえず三つ並べられたカップを見つめて)
その黒いやつは時々見る気がする
たぶん俺のだ
=◆=◆=
■□■
紫梟
あ、コーヒーですか?ちょっと待ってくださいね?
(サンドイッチを頬張ってパクついていると、竜頭の残念そうな独り言が聞こえてきて、食器は先ほど調理した際に一通り見て把握していたこともあり、コーヒーメーカーも特別複雑という訳でもなかったので紫梟は食べる手を休めカタリと小さな音を立てて椅子から立ち上がると返事と同時にキッチンに向かっていき)
ふんふんふーん♪
(ちょっと新婚さんみたいで嬉しくなり、ついつい鼻歌混じりにコーヒーの準備に取り掛かる。食器棚を開けマグカップを見つけ三種類絵柄の異なるマグを取りだし)
竜頭さぁん、マグカップありましたけど、これどれが竜頭さんのマグカップですか?
=◆=◆=
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縣
ああ、もらう
(温かいスープだけでなく、追加で出されたサンドイッチに抵抗なく食らいつき。
生ハムとチーズのサンドイッチを真っ先に食べ終えてから、野菜よりも肉系のものばかりに手をだし)
コーヒーが欲しくなるが、コーヒーか…
(普段の食事担当は和食しか作らないし、そもそもマグカップの位置すらわからないので残念そうに呟き)
=◆=◆=
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紫梟
あ…ふふ…はい。そうします。スープですね。はい…あ、まだお鍋にスープ残ってますから、それ温めますね?
(料理は家事は全般好きな紫梟は何かしていれば緊張せずに竜頭と話す余裕も出たらしく、クスッと笑い自分用のサンドイッチを作るついでに物足りなさそうな竜頭の分ももう一度作ろうと二人分の材料を冷蔵庫から取り出すと作業台の上に置き、頼まれたスープも温め直して新しいスープ皿に盛り竜頭の前に置いて、サンドイッチを手早く二人分ササッと作り竜頭の前の空いた皿と新しい皿を交換して)
もう少し如何ですか?どうぞ。
(空いた皿をシンクに置いて、自分の分のサンドイッチを持ってダイニングに戻って竜頭の分と盛り付けてあった冷めた方のスープを取り向かいの席に座り、手を合わせ)
いただきますね。
=◆=◆=
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