信じること。電撃で、微かな希望


そこまでオールキャラじゃない
無駄に長い
キャラ崩壊注意


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「それではこれから。第1回目誰が一番ボスを愛してるか大会を始めます。はい拍手ー!!」

そもそも拍手してくれる観客がいないこの場でくだらn…壮大な戦いが始まる

「進行役はキャバッローネボス、ディーノとえーと…にひるではーどぼいるどでかっこい」

ドゴッ!!
進行役の横から素晴らしい蹴りが入った!!これは痛そうだ!!金髪はうずくまっている!!

「てめぇは棒読みしかできねぇのか。もっとちゃんと読みやがれ。はい、もう一回」

「うう…ニヒルでハードボイルドでかっこいい最強のヒットマン!!リボーンがお送りします!!さて、リボーン。この戦いは」

「この間だけさんを付けやがれ」

何て横暴な。思っても決して口には出さないが
しかし彼にはバレている!!


※しばらくお待ちください


「いてて……えっと…この戦いの主旨は…あ、暇潰しですね。そうですね。ではそれではエントリーしてる奴等を紹介しましょう」

微妙に丁寧な言葉遣いを使えてないのは愛嬌です

「エントリーNo.1!!ボンゴレファミリーからは彼が登場!!」

スポットライトが当てられた先には

「10代目以外は全員敵だ!!この獄寺隼人!!10代目と共に生き共に笑う、それが」

「はい、エントリーNo.2。ヴァリアーからはこの人が参戦です」

「おいこら跳馬ああぁ!!シカトすんじゃねぇごるぁ!!」

リボーンすらも安定のスルーをかましてスポットライトが当てた2人目は

「……………………………」

「いや、あの、何かしゃべってくんねぇかな?俺お前のことよく知らねぇし」

「貴様に話すことなど無いわ!!俺はボスにのみ仕える雷の守護者!!そうだ!!俺がレヴィ・ア・タンだ!!」

「然り気無くキャラソン使ってきやがったな。10ポイント加算」

自己紹介だけで加算されたヴァリアー代表レヴィ。何と役得だろうか

「はい、ラスト。エントリーNo.3、ミルフィオーレからはこの方です」

「……………………………」

「いや、あの、だから、すみません。何かいってください」

頑張れ金髪

「……………眉毛が無いと風紀違反なんだろうか」

ぶふぅっ!!
思わず吹き出す進行役×2

「お前もおもしれぇな!!15ポイント加算!!」


ただ登場しただけで既に優劣ができてしまった

「さて、それでは早速ですが採点に入りたいと思います。まだまだこれからですからね、頑張ってください。まず、どれだけボスに支えてるのか覚悟のほどを見せてください。ちなみに俺はツナにメロメロです」

「頭ぶち抜かれてぇのかテメェ。この馬鹿弟子が。ほれ、獄寺。さっさと言いやがれ」

今回の戦いに、答えは存在しない
どれだけリボーンを満足させるかに懸かっている

そして。一番最初。ある程度プレッシャーもあるであろう初っぱなに彼は何を言うのだろうか

その場の全員が。息を飲む


「性的な意味でも愛せます」

「却下。マイナス10点」

何と残念にも程がある結果なのだろうか!!
彼に関わるいかがわしいことを話せば減点になることを理解できていない忠犬である

「おおっと…ボンゴレ代表失点ですね!!それではお次。ヴァリアーお願いします!!」

忠犬と同じくらいの忠誠心を持つ彼
忠犬と違うのはイケメンでは無いと言うところである

「ボスの身の回りの世話は俺の役目…毎朝、ティッシュのゴミも片付けるし、新しいティッシュの補充も完璧だ!!」

毎朝ティッシュのゴミ

この瞬間。周りの空気が凍りついた
辛い役目であろう進行役の金髪は頑張った

「いや、あの、お前、それさ…使用済みティッシュじゃねぇの…?」

「何を言う。ゴミなのだから使用済みは当たり前だろう」

「え、いや、あの、そうじゃなくてさ…お前そのティッシュの使い道知ってるか?」

「何に使ったかなど大した問題では無い!!」

彼は言い切った
金髪は固まった

「ぶっはっはっはっ!!何それ!!お前最高!!!!いやぁ愛を感じる本当に愛を感じる。すげぇすげぇ。20点追加だ!!」

採点基準は何でもありである
何せ。彼を満足させればいいのだから

「えぇ…まさかの、ヴァリアーチーム30点になりました。さて、それでは。15点お持ちのミルフィオーレチームどうぞ」

金髪は疲れている。しかし、彼にはまだまだ頑張ってもらわねばならない

「白蘭様は朝が苦手でいらっしゃる。しかし起きなければ仕事がたまったりあの憎き雲の者に怒られたりしてしまう。ので、寝起きを爽やかにするために毎朝、ボンゴレボスの写真を献上している」

ガタッ

立ち上がった人達は言うまでも無い
ボスを性的な意味でも愛せる獄寺隼人
ツナにメロメロなディーノ
そして

「おい。お前。減点及び命を取られたくなければ今までの写真を出せ。そうすれば許してやる。あと金輪際そんなことすんじなゃねぇ」

ニヒルでハードボイルドでかっこいい家庭教師

「俺の命など惜しくは無い!!」

「金輪際白蘭に支えることができなくなってもいいのか?」

引き金に手を掛け諭すと幻騎士は渋々了承した

自分の命よりもボスに支えることが大事であると言うことが分かったちょこっといい話

と言うことにしておこう。リボーンが許したのなら他2人は何かしたりはできない。静かに着席した

「えぇ現在。ボンゴレチームマイナス10点、ヴァリアーチーム30点、ミルフィオーレチーム15点。つかこれチームではありませんね。それでは次の審査行きます。審査員のリボーンさん、どうぞ」

「改めて、審査員のリボーンだ。次は子供好きな大人答えてもらおう」

すごく異様な空気の中、異様な質問が出題された。ひとりひとり手元のパネルに答えを書いていく

そして何回も言うようであるがこの審査のポイントはどれだけリボーンを満足させるかだ。模範解答など存在しない

「それでは。ボンゴレチームの人からパネルをあけてください」

「答えはロリコンです」

「模範解答過ぎてつまんねぇ。却下」

全く点数の伸びないボンゴレチーム。まぁ彼はこれ以外の答えは出ないだろう

問題は残り2チームである。自分のボスが他ファミリーの幼いボスに曲がりなりにも恋心を抱いたりなんてしちゃってるかもしれない彼等は何を出すのだろうか

「それでは。ヴァリアーチームお願いします」

ちなみに彼もロリコンと言えばロリコンなのかもしれない

「……………保父さん」

あぁ、何か、もう、こいつ、頑張ったんだな…

それがひしひしと伝わってくる回答である

「そうだな………3点くれてやる。とりあえず。お前は…保父さんになるな…」

すごく微妙な空気になってしまった
それでも、頑張らなければいけない進行役がいる

「ミルフィオーレチーム、答えをお願いします」

すると彼は先程のレヴィとか違って自信満々に即答した

「γ」

「……………」

「……………」

「……………」

「ギャハハハハハ!!成る程なぁ!!そりゃあ間違いねぇ!!しかも自分のファミリーにも関わらず蹴落とすその姿勢!!気に入った!!15点追加だ!!」

審査員には大ウケしたようだ
何が彼のスイッチを入れるのか…進行役含め全く分からない

だが、幻騎士はとても誇らしい顔をしている

「さて…そろそろ大人の事情も交えまして次が最後です。最後はキャラソンについて語ってください…?え、こ、これは…審査員のリボーンさん」

「時間がねぇ。とりあえず片っ端から言え。はい、まずはマイナス10点の犬」

何と可哀想な扱いだろうか
このままでは最下位は間違い無い。見事点数となる答えを言えるのだろうか

「ループは…俺が誠心誠意、魂を込めて歌う曲。10代目の心が」

「はい。それでは次レヴィさんお願いします」

「おい!!跳馬あああぁ!!」

審査員に促されて次に焦点を当てた金髪

結果はまた後程…若干答えが見えている?それは最後まで見なきゃ分かりませんよ

「歌詞のままだ。忠義こそ至上の悦び!!そう悦び!!ボスに支えて行くことこそ、ボスの為に生きて戦うことこそが…悦び!!」

熱く熱く語るレヴィ氏
金髪の進行役は若干引いている

「お前のザンザスへの熱い想いがよく伝わってくるぜ…何より。全部゙悦び゙と表したことは称賛に値する。最後に10ポイントだ」

何て贔屓だこれ!!と誰もが思う採点

余程、gkdr氏が10代目を愛する姿が気にくわないのだろう

それが師としてなのかもっと違うものなのかは干渉しないことにしておこう

「えーと…最後は…幻騎士なんですが……」

とても言いにくそうな彼に対して、彼は覚りを開いたかのように自信満々に答えを紡ぎ始めた

「確かに、俺自身にキャラソンと言うのは存在しない…なので、あの憎き雲!!桔梗のキャラソンを奪うために必死に練習中だ!!ハハン!!」

彼の真顔で叫ぶ笑い声が響いた
誰が聞いても笑い声ではないが
それでも。やはり、誇らしげに。胸を張っていた

「幻騎士……俺、お前を勘違いしてたぜ…白蘭に散々利用され、大きなお友達から沢山同情を買う微妙に役得キャラかこいつとか思っていたけど…」

ちょいちょい気になる言葉が入る

「お前は…何も振り返ることなく白蘭に仕えようと一生懸命なんだな……20点…追加だ…」

泣きながら途絶えながらの最後の採点

まるで、感動して涙を堪えてるように………周りもこの雰囲気に飲み込まれて涙しそうになる


実際は。ハハンが面白すぎて涙を堪えている。さすがだ…恐らくこれに気付いてる奴は誰もいないだろう

「さて…これで全ての審査が終わりました。点数を振り返ってみたいと思います」

進行役と審査員はお互いに計算して答えを確かめ合った。進行役は計算間違えをして殴られた

「いつつ…えーと…ボンゴレマイナス10点、ヴァリアー43点、ミルフィオーレ50点…」

「と…言うことは!!」

風紀違反のいわくを持つ彼が立ち上がった。しかし

「ちょっと待った」

そこに。制止の声が入る。それはニヒルでハードボイルドでかっこいい家庭教師

「実は。もう1チーム声をかけたんだが来なくてな…代わりに手紙を貰っている。おいへなちょこ。読め」

「えーと何々…?」

『この度は集会にお招きいただけたこと感謝します。しかし、残念ですが都合が会わず行けません

勝負に参加はできないけれども。参加者の中で、誰よりもボスを…炎真を愛してるのは私

私にはその結果だけで十分。よろしければまたお誘いください

シモンファミリー代表
鈴木アーデルハイト』


「何てことだ………こりゃあ…シモンチームの勝ちだな…誰も文句言えねぇだろ。第一回、誰が一番ボスを愛してるか大会。優勝はシモンチーム!!!!」

唖然とした
そんなんありかよと突っ込みたくなるけど若干文句も言えない。悔しいながらも

「……えー…今日は長々とありがとうございました。進行役のディーノでした。誰よりもツナを愛してる自信があります」

ガタッ

「馬鹿言うんじゃねぇ。10代目を一番愛してるのはこの俺だ!!」

バターン!!

「綱吉君争奪戦と聞いて!!一番愛してるのも愛されてるのもこの六道骸に決まってるじゃないですか!!」

バリーン!!

「ワォ…君達。何勘違いしてるの?綱吉は僕のだよ」
次々と現れるイケメン達

「綱吉クンならボクの隣でマシマロ食べてるけど?」
「カスがぁ…てめぇらまとめてかっ消す!!」

ついには敵まで出てきた

「あぁあぁ…ったく。ダメツナは野郎共に好かれまくりだな。まぁ…俺は特別だけどな」

ここに。第2の戦いが繰り広げられる

「第一回!!沢田綱吉争奪戦を始めます!!!!」





「ぶぇっくしょい!!あ゙ー…今日はくしゃみ止まらない…風邪でも引いたかな…」
本人の知らないところで
戦いの火蓋は切って落とされた!!!!!!

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あとがき

長いわ。無駄に長いわ
途中で本人も書いててワケわからなくなりました。とりあえず皆ボスが大好きなんだよ

ぶっちゃけ一番書きたかったのは使用済みティッシュを片付けるレヴィたん

使用済みティッシュの用途が分からない人はぜひそのままでいてください

まともに見えてくる獄寺君と純粋レヴィたんと頑張り屋な幻ちゃんでした

本当酷い話だなこれ

2012.04.12



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