バズーカは夢だ
ダイナマイトは恋だ


獄寺が小さくなる話
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それはある休日に起こったんだ






「果てろっアホ牛!!」

「ぐぴゃっ…!!」

あぁー……獄寺君来たんだ…そういや庭でランボ遊んでたんだよな。どうせすぐ終わるだろうけど…俺まだ眠いんだよ。寝かせてくれないかなぁ………

「が・ま・ん〜…………できないんだもんねっ!!!!」

ドカーン!!と音がして……いつも通りだ。ここまではいつも通りのはずだったんだ


…………?


おかしい。何か違和感がする……あ、大人ランボの雷がまだ落ちてないんだ。それに獄寺君のダイナマイトも聞こえない。不思議に思い窓から庭を覗いてみたら

「うわあああああぁん!!」

あれ…………もう5分経ったっけ…?ま、いっか。とりあえず起きよう…あの騒ぎのせいですっかり目が覚めてしまった。獄寺君来てるだろうからさすがにパジャマからは着替えておくか…………


「おはよー母さん朝ごは…」

「おはようございます10代目!!」



…………?
確かに獄寺君が俺に挨拶をした筈なのに視界にいない…どういうこと?

「おはようツッ君。お友達来てるわよ」

「あぁ獄寺君…」

「そう、獄寺君そっくりのちっちゃい子。親戚か何かかしらね?」




……………………………?















!?


「おはようございます10代目!!素敵な夢見れましたか!?」

下を見てしまった……あぁ、なんかこれすごく覚えがある。すごく覚えがあるぞ…!!

「それにしても…夢を叶えるなんてさすが10代目です………」

あぁーそのキラキラした目…てか何で気付いてないのこの人。俺が「巨大ロボになる」とか夢叶えたと思ってるんだろう。明らか俺以外も大きくなってるのに………

「あ、あのさ、獄寺く」

「つなあああああぁ!!」

何か足に引っ付いてきた…あぁやめて!!絶対めんどくさいことになるから!!頼むから!!

「ランボさん変な奴にいじめられたっ」

あぁきっとこの前と同様殴られたんだな……なんか、嫌な予感する………

「てんめえっアホ牛!!10代目から離れやがれ!!」

「ぐぴゃっ!?つ、ツナあいつ!あいつがランボさんのこと殴ったんだもんね!!」

存じております。俺は思い切りため息を吐いた。とりあえず………

「ダイナマイト、閉まってくれる?獄寺君……」

さすがにリビングは駄目だよ………いや、どこでも駄目なんだけどね!!

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何とか落ち着かせて朝ごはんを食べた。ランボはまた庭で、今度はイーピンと一緒に遊んでる。そして次の問題が浮上

「…………10だいめえぇ」

ちっちゃい姿でそんな甘えた声出さないでよ……



まぁ………実を言うと俺は獄寺君が好きなわけで…獄寺君は…俺を慕ってくれるけどきっとそれは俺がボス候補だからなんだ、って思って告白もできない。そんな俺の気持ちを知ってか知らずか……何て言うかときめくことを色々してくるんだよなぁ

「ふぅ、ごちそうさまでした。とりあえず俺の部屋行こ?」

「は、はいっ」

食器を片付けて階段に向かうと後ろからちょこちょことついてくる。か、かわいい……!!

「っ、」

「どうしたの?獄寺君」

「な、何でもないです…」

何かおかしいけど…考えながら階段を上って中間辺りで後ろを見てみたら

「…………あ、だ、大丈夫ですから!!先にお部屋に行ってください!!」

成る程……そういうことか

「っ!?じゅっ、じゅうだいめえっ!?」


「ん?何??」

突然体が小さくなっちゃったから階段を上るのがきつかったみたいだ。

「おおおおろしてください…」

「いいよ、この方がすぐ着くし」

「そ、そんな…恐れ多いです……」

小さいからこそできることだよね。いつもチビ達を抱っこするみたいに獄寺君を抱っこして上まで連れていった

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あとがき

すっっっごい中途半端に終わっててごめんなさいorz小さい獄寺と抱っこするツナが書きたかっただけなんですごめんなさいわわわわ

でもこんな私の駄文に続きを書いてくださった方がいらっしゃいます!!私なんかとは比べ物にならない素敵な文章なので、下のリンクからぜひ行ってみてください!!

獄寺君!!

小さい獄寺を抱っこするツナの図は究極の癒し

2010.06.10



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