セージ | ナノ

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トモミちゃんがキャラ崩壊してます


トモミside


『 それじゃあ、トモの店番の時間まで一緒に文化祭回ろっか 』

「 は、はい! 」


ユキちゃんのおかげで陽衣さんと文化祭を回れることになったのだけれどさり気なく手を差し伸べてくれたり忍たまとぶつかりそうになったら腕を引いてくれたり……本当に、勘弁して!!
神様はどうしてこんな素敵な人を地球に作ってしまったんでしょうか、なんてこの前筆で書いてたみたいで山本シナ先生に凄く怒られたのはまだ記憶に新しい。


『 って言っても忍たまの方は本当に楽しいことないよ? 』

「 しってます! で、でも、陽衣さんと回りたかったから… 」

『 …そっか 』

「 () 」


その笑顔は反則だと思うんですけどおおおおお!

えっ、今のはダメでしょう!? そんな儚く微笑むのこの忍たま界で貴女くらいですよ!?
今の顔きり丸撮ってないかしら、あの子儲けになる事はさり気…なく…


小銭になる匂いがしたんで!

「 ……うわぁ 」

『 あぁ、きり丸。確か思い出作りとかなんとか言ってて気にしないでって言っていた気が 』

「 あはは… 」


変なところで鈍い陽衣さんは普段とのギャップがあってかわいい…! 忍術に関しては驚く程に鋭いのにこういった面では鈍いんですよね~!


『 …………、トモミ、くのたまの方に行かない? 』

「 えっ、いいですけど…でもどうして? 」

『 いやぁ…なんか…何処も彼処もまともな所がコッチは無いなぁって… 』


そう言ってくのたまが出店してるエリアへと足を向けたのだけれど。なんか陽衣さんの雰囲気がピリピリしてる気がする。五年生の先輩方は見える範囲にはいなかったはずなのに。

けれど彼女が私をトモミと呼ぶ時は何も聞いてほしくない時だから、私は何も聞かない。




20201125



《 すぐ行く。報告助かった 》

久々知《 どういたしまして。今は一年は組と勘右衛門が追っているから 》

《 了解。後で合流する 》


すぐ矢羽根で会話する元双忍が好きです

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