すくーる・わーるど












木がメキメキと音を立てて倒れていく。

上空から見下すと暴れるを発動しているリングマがいた。



「なんなんだこいつは!?」

「痺れ薬を嗅がせたのに全く動きが鈍らないっ!!?」

「離れろっ!!木が倒れるぞっ!!」

「まずいっ!火が燃え移って…!!!」



うん、とりあえずかなりやばい状況だ。

私は、地面に降り立ち、リザードンをボールに戻す。ここで彼を使うと、山火事を起こしかねない。



「マリル!消火活動よろしく!!ペロリーム!アロマセラピーから甘い香り!」



リングマの状態異常を直し、甘い香りで意識をこっちに向けさせる。リングマは鼻が敏感だから、すぐにこちらに気づき、鋭い目を向けた。

腕を白く光らせ、降り下ろす。



「ペロリーム!かわしてマジカルシャイン!!」



強烈な光がリングマにヒットする。少し、よろけるが、リングマの体をピンク色の光が包み込む。やばい、ビルドアップだ。



「ペロリーム!連続でドレインキッス!!」



チュッ チュッ チュッ

ドレインキッスを連続で繰り出し、少しずつ体力を削っていく。

リングマは炎のパンチでペロリームを振り払った。



「ぺっろっ!!」

「ペロリーム!大丈夫!!?」

「ぺろ!」

「よし!体力は十分に吸い取った!これで決めるよ!マジカルシャイン!!」



白い光を纏い、リングマに向けて放つ。まぶしさに目がくらむ。

目を開けると、戦闘不能のリングマがいた。

ボールを投げると、難なく収まった。いよっしゃっ!!








「リングマ、ゲットだぜー!って、なんで皆さんそんなに離れて、しかも顔真っ赤なんですか?」

「な、な、な、…!!!」

「戦いの最中に、せ、接吻など…!?」

「バカタレーーー!!!!」

「えー、だってそういう技だし」

「ぺろーん」

「りるる…」








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