すくーる・わーるど 「さて、確実に倒していくよ」 『はい、主』 「キノッコ!」 「「キノッコ!」」 キノココたちが体を震わせて頭から紫色の粉を出す。だがしかし、生憎とルカリオには毒タイプの技は効果がない。 「その毒の粉、もらい!ルカリオ!メタルクロー!」 手から腕にかけて、紫色の粉を纏う。硬化した爪がキラキラと輝く。その爪がキノココの1体へと向かっていく。 「まずは1体、戦闘不能」 「キノッコ!」 残り、2体。 キノココがタネマシンガンを放つ。私は波導弾を指示した。 「キノッコ!」 『くっ、』 もう1体のキノココが不意打ちで頭突きを繰り出す。 「ルカリオ、神速!」 「ノコ…」 「よっしゃ!もう一発!」 「ノコ!」 神速がクリーンヒットし、キノココは残り1体となった。すかさず、モンスターボールを投げる。最後のキノココにも神速を指示する。先に倒れたキノココは反応できなかったが、最後に残ったキノココは頭突きで真っ向から向かってきた。 体力はそろそろ限界のはずだが、キノココは倒れない。なかなかのガッツだ。 すると、キノココの体がまばゆい光に包まれる。 「ノガッサ!!」 「………うそでしょ」 |