拝啓 初恋の君へ



ありふれた出会いだった
毎日教室で顔を合わせて
バカなおしゃべりで盛り上がって

いつからだろう
君と話すとき
こんなにも
緊張するようになったのは
いつからだろう
君の笑顔に
こんなにも
ときめくようになったのは
いつからだろう
他の女の子と
一緒にいる君を見ると
こんなにも
胸が苦しくなるようになったのは

伝える勇気なんてないくせに
ヤキモチだけは一人前

どうしょうもないもどかしさに
たくさんイラだったし
たまに 一人で泣いた

でも 知りたくなかった
なんて 思わない

鈴を転がしたような 
爽やか声が好き
春の陽だまりのような 
優しい笑顔が好き

これが恋だって 
初めて気づいたの

これが恋だって 
気づけてよかった

君に会えてよかった 

そう思えることが
いっぱいあるんだよ

だから
私にを教えてくれてありがとう









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