Lust | ナノ

声が嗄れてしまうのではないかと錯覚するほど、甘い声が絶え間なく零れる。
すっかり裸にされてから、真島の指だけでもう何度絶頂を迎えた事だろうか。
なまえの秘所に唇を寄せたまま指で中を掻き回し続ける真島の頭を押し返そうにも、真島は其処から離れてくれそうにない。


「真島、さんっ…」
「ん?」
「も…ムリっ…それ、やめ…ッ」


真島の頭を押しやろうとした体制のまま、なまえの背中が大きく弧を描く。
あまりの刺激に頭が真っ白になってしまうなまえを余所に、真島は嬉しそうに口元を歪めて笑うばかりだった。


「なまえのイく声、可愛ぇなぁ…もっと聞いときたいわ」


でもな、俺もそろそろ限界やねん。
指が絡めとられたかと思うと、硬くなった真島の其れに触れさせられた。
緩々とした動きで、真島がなまえの手ごと雄を扱き上げる。
大きさを増した其れをなまえの手が上下するたびに見せる真島の表情に、なまえの中が疼いた。


「ちゃあんとゴムしたるから待っとき」
「あ…」


ニッと笑った真島は、なまえの手ごと己を扱きながら、器用にゴムを装着する。
薄膜を纏った其れの先端を何度かなまえの入口に擦りつけると、真島はなまえに口づけながら狭い入口を押し入った。


「ッ、は…堪らんでホンマ…なまえん中、滅ッ茶きッついな」


今までとは比べ物にならない刺激に、なまえは真島を受け入れただけで絶頂を迎えてしまった。
びくびくと身体を震わせるなまえを優しく抱きしめながら、真島がゆっくりと律動を開始する。
息が止まるほどの快楽に、もうなまえの口からは蜜声すら止んでしまった。


「なまえ…なまえン中、良すぎてもう出てまいそうや…」
「っ、まじ…ま、さん」
「お前ん中、ホンマに熱いな」


真島と身体が離れたかと思うと、真島はなまえの脚を開かせたままで繋がり合った其処を見遣りながらピストンを繰り返す。
恥かしさで顔を逸らしたなまえに笑いかけながらも、真島はなまえを辱める事を止めない。


「すごいで…全部なまえん中に入って行きよる…」
「や、っ…だ…」
「もっと見たいねん…なまえ、ええやろ?」


なまえのココ、滅ッ茶エロいわ…。
切なげに囁くと、真島の動きが速さを増した。
深くまで突き上げるようになまえの中に押し込むとぎりぎりまで引き抜いて、再び根元まで突き刺す。


「真島さん、っ…また、っ…」
「ええで…なんぼでもイき」


悲鳴にも似た蜜声を上げてなまえが達すると同時に、真島の雄はなまえの最奥を突き上げた。
脈打ちながら真島を締め付けるなまえに口づけると、口角を吊り上げて笑う真島がなまえを抱き起こす。


「もっと奥までなまえん中入れたって」
「っあ…」


繋がり合ったまま対面して座すと、なまえの胸元に真島が顔を埋めた。
死ぬほどイかしたると胸の突起を舐りながら囁いた真島をぎゅうと抱きしめながら、なまえはそっと大好きですと囁くのだった。

愛の蜜を零さないで

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