Lust | ナノ

ソファに身体を預けたなまえの両脚を大きく開かせたまま、真島の指が未だ閉じたままの入口を這う。
M字に開かせた脚の柔らかな内腿がふるふると震える様が愛らしい。
半端に乱れた服から覗く白い素肌と、火照ったなまえの頬の紅さのコントラストに堪らず酔いしれる。
ソファに座るなまえよりも一段低い床の上に膝を付いている真島には、愛しいなまえの全てが良く見えた。


「なまえは、どこをどうされんのが好きなん?」
「や…、っ」
「此処がええか…?」


真島は至って真面目に問うているのだが、口元を隠したままのなまえは真島の指が走るたびに震えるばかりであった。
肉壁の間で膨らみ始めた蕾を執拗に往復するたびに、真島は閉じかけるなまえの両脚を何度も左右に割り開いた。
指先で撫で上げるたびに存在感を増し始める其処と同様に、なまえも過敏に反応を見せるようになった事が素直に嬉しいと思えた。


「もう…っ、あ」
「ん?もうアカンか…?」


真島の中指が肉襞を割って押し込まれると、なまえの腰が浮いた。
甘い声と共に響いた水気を含んだ音が、なまえの其処が既に熱を帯びていることを示していた。
一度中指を根元まで収めると、真島はゆっくりとその指を引き抜く。
僅かに白濁とした粘度の高い蜜は、それでもまだなまえの中に余裕がある事を同時に真島に伝えるものでもあった。


「なまえは中の方が好きなん?」
「っ、も…そんな、っ…」
「教えてぇや…。な、此処がええか?」
「まじ、まさ…っ、」


手を伸ばしたなまえに導かれるように真島が身体を寄せると、首筋をぎゅっと抱きしめられた。
再び中指をなまえの蜜壷へとゆっくり押し込めば、右耳に触れたなまえの唇が押し殺して鳴く声に、真島の頭の芯がどろりと溶けた気がした。


「全部、っ気持ち…です…っ、」
「なまえ…」
「も…っ、真島さんにされたら…、全部っ…」


耳に届く言葉に首を持ち上げてなまえの表情を窺うと、蕩けた瞳と視線がかち合う。
薄く開いた吐息を漏らす唇に貪りつきながらなまえの中に収めた中指で蜜を掻き出すように出入りを繰り返すと、一層大きく跳ねる身体からは女の色香を感じずには居られなかった。
円を描くように掻き混ぜたり時々親指で露になった蕾を突いたりしながらなまえを堪能するうちに、いつの間にか溢れる蜜はさらさらとした透明な熱へと変わっていた。


「なまえ…結構感じて来たんちゃうか?」
「ん…っ、も…」
「ほれ、すっかりなまえの此処、開いてきたみたいやで」


嬉しくて堪らなくなる。なまえの蜜壷が解れ始めてきた事が。止め処なく溢れる愛液が、卑猥な音を立てる事が。
相変わらず緩やかな動きでなまえの中を行き来しながら、真島は掬い上げるようになまえにキスをしながら顎を反らせた。
目の前に晒された首筋に噛み付かんばかりの勢いで唇を寄せると、そのまま白い肌に真っ赤な証を刻み込んだ。


「なまえのええとこ、俺に全部教えてくれ…な?」


無茶苦茶愛しとるで…。
心からの言葉に、今なまえはどんな顔をしてくれているだろうかと真島の気持ちが逸る。
はち切れそうなほどに熱を孕んだ己の雄を押さえつけながら、真島の指はなまえの中を探り続けるのだった。
grope for your pleasure

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -