シナリオ系スキット8
▼ドンの死〜フェローとの対話

【ドンの大きさ】
ノア「ドン……もっとお話ししたかった。〈銀雪の狼〉のこととか、たくさん」
ラピード「クーン」
ノア「私もドンと手合わせしてみたかった。でももう……全部できない。最期まで凄い人だったなぁ……」
ラピード「ワンッ!」
ノア「ユーリ、今、きっといっぱいいっぱいですよね。私たち仲間が力になれたら嬉しいな……。というか、なりたいですし、なってあげたい」
ラピード「ワンッ!」
ノア「はい。頑張ります!」

【丈夫なノア】
カロル「ノア、大丈夫? 怪我深そうだったけど……」
ノア「エステルがすぐ治してくれたから何ともないよ」
レイヴン「にしてもノアちゃんピンピンし過ぎてて、おっさんビックリだわ」
ユーリ「そりゃ中年のおっさんと若いノアじゃ体力も回復力も違うだろ」
ノア「もとから私、怪我の治り早いので」
レイヴン「そんなもんかねぇ……」
カロル「ティソンは本当に強いから……大事なくて良かったよ」
ノア「本当にね。次会ったらリベンジだ!」
カロル「いやいや危ないって!」
ノア「ふふ、冗談だよ。戦わずに済めば一番だもの」
カロル「だよね……」
ノア「……また戦ったら、隠せるか判らないからね」
レイヴン「……」

【おかえりなさい、ジュディス】
ノア「約束したのに、いきなりいなくなったの寂しかった」
ジュディス「……ごめんなさい」
ノア「ううん、謝るのは私の方。ジュディスが辛いの、仲間だ友達だって言いながら気付けなかった。ごめんなさい」
ジュディス「ノア……」
ノア「これからは、ジュディスがもっと私を頼れるように逞しくなるよ。あと……」
ジュディス「あと?」
ノア「ジュディスが何でも話しちゃうぐらい、もっと仲良しになる!」
ジュディス「……ありがとう、ノア」
ノア「えへへ……。本当におかえり、ジュディス」
ジュディス「ただいま。……本当にありがとう」

【意気込むノア】
ノア「エステルは死なせない……。世界も死なせない……。絶対に……絶対に」
ユーリ「落ち着け、ノア。お前なんか様子おかしいぞ」
ノア「そ、そう? 余裕無いのかもなぁ……私も」
ジュディス「明らかにそうね」
レイヴン「まだフェローと会った緊張が続いてるんでない?」
カロル「フェロー、ノアのこと思いっきり怒ったしね……」
ジュディス「私たちみんな怒られたようなものでしょ?」
カロル「それもそっか」
ノア「まだ記憶が戻らなくても、かなりズシッて来たよ。フェローの話。でも、私が一番悩んでるのは……」
ユーリ「エステルのこと、か」
ノア「うん、ベリウスが言ってくれたから。私の力はエステルの助けになる……。絶対に私、エステルを助ける」
パティ「うむ。うちらで絶対に何とかするのじゃ」
ラピード「バウッ!」
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