れっつ!肝試し!! | ナノ



青「全中終わったしさー、肝試ししたくねー?」

全「「「………は?」」」

青「いや、だから、肝試し。定番だろ?」

黄「うーん…。いいっスね、面白そう!」

黒「肝試しですか…。確かに面白そうですね」

赤「じゃあ、やるか」

緑「肝試しをすると言っても、何処でやるのだよ」

黄「夜の学校とかじゃベタすぎてつまんないっスしねー…」

紫「あ。それなら良いとこ知ってるよー」

青「何処だよ?」

紫「この間駄菓子屋でガキんちょ達が話しててさー。この裏の森あんじゃん?」

赤「ファルトレクによく使う、あの学校裏に位置する小さな森山か?」

紫「うん。あそこ出るんだって」

緑「確かにあそこは麓に墓があるが…」

紫「そーじゃなくてー、あそこ奥の方に神社あんだって。その辺りが心霊スポットらしーよ」

青「神社あるなんて気付かなかったな」

黒「結構本格的ですね」

黄「超面白そうじゃないスか!」

赤「よし、じゃあ早速明日、20時に学校集合、皆でそこに行くか。各自、懐中電灯など必要な物を持ってくるように」

青「おう!」

紫「うん」

緑「ああ」

黄「はい!」

黒「はい」


―――
――


〜翌日 PM7:56〜


赤「…あとは黄瀬と青峰と紫原だけか…」

黒「黄瀬君が遅いなんて珍しいですね」

緑「時間には厳しいタイプだからな」


パパァー


全「「「??」」」


キキィーッ

ガチャ


黄「すいません、遅くなっちゃって」

赤「時間内だから大丈夫だ」

緑「でも珍しいな」

黄「さっきまで仕事で…」

黒「お疲れ様です」

黄「青峰っちと紫原っちは?」

黒「青峰君は時間にルーズですから」

赤「紫原は菓子を買い込んでるんだろう」

緑「想像がつくな」


〜4分後〜


紫「ごめーん、レジ混んでて遅れたー」

赤「ジャストだから許す」

黒「これまた沢山買ってきましたね」

紫「うん。あとポテチ新作出たから、後でみんなで食べよー」

黄「やったっ」

緑「…となると、後は青峰だけか」


〜10分後〜


青「わり、NBAのDVD見てたらすっかり時間経っちまって」

赤「お前は明日の基礎練5倍な」

青「マジかよ!?」

赤「え?10倍?」

青「いや、5倍やる…」

黒「頑張ってください」

黄「自業自得っスよ」


―――
――


青「こうやって夜に来ると、結構雰囲気あるな」

黒「お墓も近いですしね」

黄「どうやって肝試しするんスか?」

赤「それについてだが、うちの部員の何名かに協力を頼んだ。二人一組で10分おきに出発。立て札の指示に従って神社を目指すという単純なものだ。ルートは彼等に任せたからオレも知らない。だが昼間行ったところ、神社はきちんと発見されたそうだから安心しろ。それから、実際何もなかったらつまらないので、脅し役とかも頼んだ。気を付けろ、結構本格的だ」

全(((絶対脅したな)))

赤「じゃあ、ペアを決めるからくじを引いてくれ。ペアは1・2番,3・4番,5・6番だ」


ゴソゴソ


青「オレ1番」

黄「6番っス」

緑「4番なのだよ」

紫「オレ2番だから峰ちんとかなー」

黒「ボクは5番なので黄瀬君とですね」

赤「…で、オレは3番だから緑間とだ」

青「んじゃあ、ちゃっちゃと行くか、紫原!」

紫「あいあいさー」


―――
――


赤「さて、10分経ったし、オレ達も行くか」

緑「そうだな」


ザッザッ

シーン…


黄「…オレ達も早く行きたいっス」

黒「そうですね、あと10分ここで待たなければならないというのも、つまらないですしね」

黄「黒子っちー、」

黒「はい」

黄「暇潰しにしりとりしません?」

黒「いいですよ。じゃあ、『しりとり』の『り』から。『リトマス試験紙』」

黄「初っぱなからそーゆーの来ちゃう!?…じゃあ、『食塩水』」

黒「『胃液』」

黄「『気圧』」

黒「『津波』」

黄「『ミカヅキモ』」

黒「『藻』」

黄「うわっ、『藻』で来るっスか。じゃあ、『模型』」

黒「『模型』ですか…。模型といえば、実は今日、ボク早く学校に着いちゃって、ぐるりと校舎周りを回ったんですけど、」

黄「? はい」

黒「その時、生物室の人体模型が無くなってたんです」

黄「準備室に仕舞ったとかじゃなくて?」

黒「はい。準備室には先生がいて、明かりもついてたんですが、見当たりませんでした。先生も何かを探していたようですし…」

黄「うーわー、怪奇現象じゃないスか。『夜中人知れず出歩く人体模型』とか洒落になんないスよ。七不思議か何かスか」

黒「そう言えば、うちの学校って七不思議あるんですかね?」

黄「まあ、それっぽい話は聞いたことありますけど…」

黒「じゃあ今度は七不思議集めとその検証をしてみたいですね」

黄「いいっスね!…で、人体模型はどうなったんスかね…?」

黒「………さあ…?」


―――

続かないよ\(^O^)/←

ホラー免疫は
黒子→好きだし平気
黄瀬→興味あるし平気
緑間→興味ないし苦手
青峰→興味あるけど実は苦手
紫原→そもそも興味ない
赤司→少し興味があって余裕
というのが原作と小説から考えた私の推定と推測です

夏になれば続き書くかも


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