『谷山さんって何でそんなにフェロモン全開なんですか?』
「・・・はっ?」
突然、目の前に居る彼女がそんな事を言い出した。
「おまえ、どっかで頭打ったか?」
『いえいえ、私は至って元気ですよ!』
「…で、何を言い出したんだっけ?」
『だから、何故、谷山さんがそんなにフェロモン野郎なのかと・・・』
「おまえ…何それ、褒めてるの?貶したいの?」
『すみません…でも、谷山さんはフェロモン出しすぎなんです!』
「へー。これが、俺の普通なんだけど。」
『んなっ!普通で全開とか破廉恥です。』
顎をくいっと掴んで目線を合わせて、
「でも、おまえはこんな俺が好きなんだろ?」
『っ!そういう所を言ってるんですってば!』
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