小説 | ナノ

 人類の敵

基山「助けて円堂くーん!」ガシャーン

南雲「…なんだ今の声」

涼野「ヒロトだろう」

南雲「それは知ってる」

基山「ちょっ、助けてまじ助けて、円堂君じゃなくてもいいから」

南雲「あ?」

基山「すみませんお願いします助けてください」

涼野「で、一体どうしたんだ、ヒロ…円堂専属変態レンジャー」

基山「今ヒロトと言おうとして何故言い換えたのっていうのは置いといて」

南雲「きっちりツッコんだな」

基山「出たんだ!Gが!」

涼野「グラン?」

南雲「こらっ!ヒロトの前で言わないの」

基山「おもいっきり聞こえてるよ?」

南雲「で?Gがどうした?」

基山「そうそう、俺の靴下の中に居たんだよ!奴が!」

涼野「ふむ…そしてその靴下はどうした」

基山「気づかないで履いちゃった…」

涼野南雲「う゛わぁあぁあ!!」

南雲「こ、こっちに来るな!二度と俺に触るな!!」ダッ

涼野「おえ〇※☆◆∀」ダッ

基山「待って!俺一人にしないで!」ダッ




南雲「結局Gは?」←捕まった

基山「靴下ごと置いてきた」

涼野「退治してこい。今すぐにだ!」←グロッキー状態

基山「無理だからこうやって助け求めてんじゃん☆」

南雲「でも誰が退治すんだよ?」

涼野「んーそれはやっぱり」

涼野南雲「ヒロトだな」

基山「ええっ!嫌だよ俺は絶対嫌だからね!!」

涼野「お前ならGと会話出来そうだ」

基山「何その偏見。っていうかGと話してどうすんの!」

南雲「殺させてくださいって頼めばいいだろ」

基山「そんなのGが承諾するわけないでしょ!」

涼野「いいから早く逝け!」

基山「字!字が違う!もうっ、ガリガリ君5本あげるから付いてきてよ」

涼野「よし、仲間のピンチだ。みんなで協力するぞ!」

南雲「えっ俺巻き添え」



〜10分後〜



基山「うん、準備オッケー」

涼野「さっさと殺るぞ」

南雲「つか涼野。何でチョコレートとザル用意してんだ?」

涼野「Gを誘き出して捕まえるぞ!」

南雲「Gがチョコレートなんて食うわけ無いだろ!」

涼野「試してないだけで、好物かもしれないぞ…」

南雲「ねーよ!!」

基山「ねー早く行こうよー」

南雲「お前も何で虫取あみ持ってんだよ!」

基山「Gを捕まえるんだ!」

南雲「やっぱりか!その前に捕まえたらどうすんだよ!」

基山「えっ南雲、殺す気!?」

南雲「あぁ、このスリッパでスパーンと一発」

基山涼野「ひいぃいぃぃぃ!!」

南雲「なっなんだよ!?それじゃ駄目なのか!?」

涼野「そんな事したら…」

基山「中身が出おえええっ」

南雲「じゃあ何がいいんだ?」

涼野「あっわかったぞ!」

基山「なになに?」

涼野「私のファイアブリザードでスタイリッシュに木っ端微塵だ」

基山「家も木っ端微塵になるからまじやめて」

南雲「その前に、私のってなんだよ」



〜ヒロトの部屋〜



基山「居る?居る居る居る?」

涼野「ギャアアアア!!」

南雲「居たのか!?」

涼野「ヒロトのちっちゃい頃の写真があるぅぅぅ!」

基山「どういう意味!?」

南雲「…あ、これが例の靴下だな?」

基山「うん。まだ中に居る?」

涼野「…?なんかその靴下、先が湿ってないか?」

南雲「えっ…まさか」

基山「Gが潰れてる…!?」



バターン!!



基山「あっ扉閉められた!!だ、出して!ここから出してえ!」

涼野南雲「もう出てくるなぁぁ!」








涼野「しまった、ガリガリ君をたかるの忘れていた!」











俺が住んでいる所にGは居ないんだけど、Gってそんなにキモいもんなの?


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