Mi piace Lei!
切欠なんて、とてもとても些細なことでした。
何が直接的な原因だったかな…。
わたしが身体のバランスを崩して、よろめいて。
それをナランチャが支えてくれたのだけれど、それでも倒れてしまう重力には逆らえなくて。
二人、揃ってソファに倒れこんでしまったことが一番の原因だったかと。
それが原因で、丁度わたしを押し倒したかのような体勢になってしまって。
酷くナランチャは驚いていました。
大きな瞳をこれでもかというほどに見開いて、わたしを見ていました。
わたしもわたしでいきなりのことでやっぱり吃驚してしまっていて。
何かの行動を直ぐに取れるわけでもなく、何か言葉を返すわけでもなく。
ただ、お互い何をするわけでもなく。無言で、見つめあったままその体勢を維持していたのです。
なんとも形容しがたい沈黙を破ったのは彼、ナランチャでした。
少し悪戯チックな表情を浮かべながら、わたしにこう尋ねます。
「…名の身体、柔らかいな」
普段は子供っぽいのに。
初めて見せる大人びたナランチャの一面。
どきどきしています。わたしとそんなに年齢は変わらないのですが、それでもやっぱり男の子。
何処から出しているんだろうと思ってしまうようなセクシーな声に、思っていたよりもがっしりとした掌、体つき。
普段の、幼くて子供っぽいナランチャしか知らなかったからかもしれないけれど。
わたしの心をかき乱すには十分な威力でした。
「触るぜ?」
掌がわたしの左胸に伸ばされて、やんわりと揉みしだかれる。
「ぅ…んっ…」
最初は優しく、感触を確かめるように。それでいて力加減を調整するみたいに。
気づいたら片手で触られていたのが両手になって、段々荒っぽさが目立ってきたのです。
下着をつけていても関係なしと言わんばかりに胸の先端を服の上から弄られて、嬌声が。
「なぁ、服の上からじゃなくて、直に触ったら…もっとキモチイイ?」
両の手に広がる感触を楽しみながら、ナランチャはまたもこう尋ねます。
脱がすぜ、と一言ことわって。彼はわたしの上着を脱がせにかかりました。
余裕のあるような表情と違って、服を脱がせる仕草はとても年相応に見えて。
ボタン一つ外すのに手間取っていたことは口に出しませんでした。
「へェー…名、こんな下着なんだ。なんかエロいな」
ブラウスのボタンを全て外し終わって、わたしの下着が外気に曝されます。
ナランチャは興味深げにわたしのブラを覗き込んでは、生地なんかも気になるのか、撫でるように触れてきます。
今日はレースのついた、黒いもの。エロいと言われてもある意味仕方ないのかもしれない。
「なんか、可愛いな。外すの勿体ねーや」
よいしょ、とブラをずり上げるだけにとどめ、今度こそわたしの両胸が曝された。
胸の先端はさっきまでの愛撫でピンと立っていて。それを彼に指ではじかれた時、思っていた以上の快感に襲われた。
「ははっ、名、感じすぎ」
ちゅ、と胸にもキス。
触れるだけじゃなくて、吸い付くようなキス。
嗚呼、これだと跡が残ってしまう。
「さっきからホント良い声出すな。なんか、興奮するぜ」
右胸は彼の掌に。左胸は彼の唇に可愛がられて。
あまりの快感で、きっと今のわたしはとてもだらしのない表情をしているだろう。
絶対そうだ。言い切れる。間違いない。
だってこんなに気持ちいいんだもの。
「ナランチャ…気持ちいいよぉ…」
「知ってるぜ」
不意に口から漏れていた言葉。
口にしたのはいいけど、やっぱり思っていたことはそのまま顔に表れていたみたいで。
それでもわたしの口から聞けた事が嬉しいのか。ナランチャは目を細めて、先端を甘く噛んだ。
その刺激がとても気持ちよくて、のけぞってしまう。
「…今までにねーくらい感じたなァ。もしかして、イったのか?」
「っはぁっ…そ、んなこと…ッ!!!」
「ココ、こんなに濡らしてて、そんなことないってのはねーだろー」
いつの間にか彼の手は胸から脚の付け根に移っていて、わたしの大事なところを弄っていた。
ぐちゅぐちゅと大きな水音をわざと立てて、ナランチャはショーツの上から更に擦ってくる。
「や、駄目っ…ナランチャぁ…駄目ぇ…」
「なんで駄目なんだ?言ってみろよ、名」
「そ、れは…。ひゃあんっ!!」
それは違う、と言おうと思ったのだけれど、ナランチャの指が。ショーツの上からわたしの秘裂をなぞっていた。
「こんなにぐちゃぐちゃだぜェーッ。言えよ、なんで駄目なのかよォーッ」
ちゃんと言わねーと続きしてやんねーぜ?と。やっぱり意地悪なナランチャ。
「だ、駄目なのは…ね、さっき、…その、イっちゃった、からなの…ぉ」
だから、敏感になってて、すごく、感じちゃうの。
恥ずかしさと、どきどきが止まらなくって、目じりから涙が出てしまった。
それを聞いて、ナランチャはとても満足そうに微笑んで。
可愛い、と一言。そのあと、とてもとても優しくキスをしてくれたのです。
さっきまでの強引で少し荒々しい愛撫と全然違う、キス。
また、心臓が大きく跳ねる。
もう…この人はどれだけわたしの心をかき乱したら気が済むんだろう。
だけどそんなナランチャが好きで好きで、どうしようもないのはこのわたし。
「ナランチャ…良いよ、お願い。きて?」
本当は恥ずかしくて恥ずかしくて、泣きそうだけど。
そんな恥ずかしい!っていう気持ちよりも、ナランチャを受け入れたいっていう気持ちの方が遥かに大きくて。
わたしは自分で自分の秘裂に指を当てて、彼を受け入れる体勢を取った。
もう一度、駄目出しのように、お願い、と頼むと。
ナランチャ自身に残っていた最後の理性というものがなくなってしまったらしく。
ちゅ、と音を立ててキスをした後。ナランチャは「ごめん、優しくできねーから」と一言呟き。
流れるような仕草で彼は自身を取り出して、一気にわたしの中を貫いた。
一気に、だから。当然快感も凄く大きくて。
それだけでまたわたしはイってしまった。
「っは…名、挿入れただけで、イっちまった?」
「やぁっ…言わない…でぇっ…。ナランチャ、のが、凄く、気持ちいいの…ぉ…」
「…淫乱だな」
ちゅ、と頬に唇を寄せて。ナランチャは腰を動かした。
激しい律動。子宮を突かれる快感。
どうしようもなく気持ちよくて、段々頭の中が真っ白になってくる。
何度も何度も愛しい彼の名を呼んで、快感の波に身を任せる。
「ナランチャぁ…ナランチャ、もっと…もっと、してっ…!」
「言われなくても、そうする…ぜェッ!!」
「きゃぁんっ!!ぁあっ、あ…イイよぉ…すごく、きもち、いいッ!」
感じすぎて、わたしの蜜壷から愛液が溢れ出しているのが自分自身でよくわかる。
ソファの上に沢山零れてしまっているんだろう。絶対そうだ、と思いながらもわたしはこの快感を手放せない。
どうしようもなく気持ちよくて、愛しくて。おかしくなってしまいそう。
「ナランチャ」
おかしくなってしまう前に、ナランチャに言いたいことがあった。
快感でおかしくなってしまったら、喘ぐことしか出来なくなってしまうから。
そうなってしまう前に。ナランチャ、わたしは、アナタが。
「ナランチャ…好きだよ…。だいすき、ならんちゃ…」
好きだよ。ともう一度呟いて。今度はわたしからキスをした。
わたしからこういうことをしたっていうことに吃驚したのか。
ナランチャは一瞬呆気に取られた顔をした後、いつも見せるあどけない笑顔をして。
「俺も、名が大好きだぜ!!」
と。
えっちなことをしているのに、それを微塵も感じさせないくらい爽やかな笑顔でナランチャはそういってくれた。
やっぱりナランチャが好きみたいです、わたしは。
こんなに、愛しくて仕方ないのはこの人だけ。
ナランチャ、大好きだよ。
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なんで2連荘で裏なんだろうかww
しかしナランチャの口調はコレでいいのかなぁ。いいのかなーいいか。
自己満足自己満足。
しかしもっと裏ネタはエロエローに書きたいわけです。文才欲しい。
08.12.24