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橙色の小さな灯りに照らされ、ソーコの身体は華麗に舞う。

銀時は布団に仰向けになって、自分の上で跳ねるソーコの姿を舐めるように見つめていた。
知らない間に呼吸が荒くなっているのが自分でもわかる。


銀時の腹に手を付き、上下に動くソーコの髪は振り乱れ、顔の半分をさらりとした金糸が覆っている。艶やかな唇に髪が一房かかっているが、それを気にしている余裕は無さそうだ。


はぁっ、はぁっ、と荒い呼吸を繰り返す彼女は、しっとりとした汗をかいており、熱が奪われてしまったらしく身体は冷えていた。

布団に肘をついて上半身を軽く上げ、乳房を揉むと、触れた肌の冷たさに銀時は目を細める。

しかしソーコは快楽を得るのに必死で銀時の首に抱きつくと腰を押し付けゆっくりとくねらせてきた。その動きに合わせ、銀時は体勢を変える。
布団の上に胡座をかいて座ると、それに向き合うようにして彼女は跨がる。

銀時の腰に脚を回し、ソーコは深く繋がった。



「あー…」


陶酔したように満足げな声を漏らすソーコに、普段の面影は何処にもない。

細い腰を両手で掴み、無理矢理上下に動かしても、ソーコは気持ち良さそうに鳴いた。

パンッ、パンッ、と音が鳴ると同時に、微かな喘ぎを溢す彼女が、うっすらと目を開いて向かいの男を見つめた。


ーー…私をこんなにした男だ。


もう働かない頭でそんなことを思っていると、不意に弱いところを突かれたので、ソーコの肢体が反る。



「あぁん…!」



甘い声を抑えきれず銀時の肩を強く掴めば、不敵な笑みを浮かべた彼に、同じ場所を責められ続ける。
脚ががくがくと震え、身体が言うことを聞かなくなると、ソーコは涙を溢し始めた。

達する前、決まってソーコは泣き出す。

自分が自分じゃなくなるような恐怖を感じ、涙がひとりでに込み上げてくるのだ。


絶頂が近いのを察するとソーコを押し倒し、彼女の頭の両脇に手をついて、銀時は腰を大きく腰を打ち付けた。ぎゅっと締まるナカと強烈な快楽に、銀時も余裕なく顔を歪めた。


意識が朦朧としているのか、ソーコはぐったりと薄く目を開けて、抵抗することなく身体を預けている。徐々にペースを上げて腰を打ち付けながら、頬にかかる髪の毛をよけてやると、感じている彼女の表情が露になり、堪らず銀時は声を上げる。


「可愛い…ソーコ…イッちまいそう」


獣のような荒い息と共に低く囁かれれば、ソーコは微かに微笑んで目を閉じた。






◆◇◆◇◆◇




普段は鳴らない目覚まし時計の音で目が覚めた。
時刻は朝五時。
二人が寝たのは午前0時頃だった。
あれから五時間しか経っていないのに、ソーコはすっきりとした表情で隊服に着替えていた。


「おはようオッキー…早いね」


銀時の声に気付いたソーコは、パッと振り返り「起こしちまってすいやせん」と小声で呟いた。


朝稽古に間に合うように帰らないと、とそそくさと立ち去ろうとする彼女を引き止め、屯所まで送ってやる、と言って銀時はすぐに支度を始めた。


丁度今日は仕事が入っていた。


昨日、刀鍛冶から電話があったのだ。



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