とても短い
さり気なくケンジの扱いが悪い
「サトシ、私結婚するの」
「えっ!?嘘だろ、相手は!」
「誰でもいいでしょ」
「オレが良くない!」
「あ、もう行かなきゃ」
「おい!待てよマヨ!!」
いつの間にか純白のドレスに着替えたマヨは、オレの手を擦り抜けて遠くなる。
待てよ結婚って…お前オレのことが好きじゃなかったのかよ!
好きだって、あれは嘘だったのか!?
答えろよ、行くな!
相手って……おい!ケンジかよ!?
シンジかシゲル、百歩譲ってもタケシだと思ってたのに。
なんでケンジなんだ!
ケンジだったらオレの方が何倍もいいって。
もし嫌なとこがあるなら直すから。
ポケモンマスターの夢はちょっと諦められないけどさ。
寂しいって言うなら、できるかぎり傍にいる。
だから行くなああぁぁあ!!
「……っていう夢を見た」
「どんな夢よ、まだ未成年だから」
シンオウ地方にて
ケンジごみん…