「ゴールド」

「何だよマヨ」

「ゴールドってクリスが好きなの?」


その瞬間オレは飲んでいたサイコソーダを吹いた。
横でマヨが汚いとか言ってるけど聞こえねえ。
どこをどう見たら、オレがクリスが好きなんて思えるんだよ!
別にクリスのことなんて好きじゃねーし………いや、友達としてはそりゃ好きだけどよー…
恋愛感情で好きなのはクリスじゃない、別にいるんだ。
オレがクリスを好きだと勘違いしているマヨは、クリスのことをペラペラと喋りだした。
仕舞いにはシルバー格好いいよねとか。
何でそこでシルバーが出てくんだよ、あいつが格好いいか?ただのヘタレなシスコンだろ。


「えー、ちょっと影がある方が格好いいじゃん、格好いいといえばマツバさんもだよね」


今度はマツバさんのことを語りだしたから、次第に苛々し始める。
だって好きな女の口から他の野郎の事とか聞きたくねーじゃん。
煩わしい唇はきらきらと艶やかしく光る。
他のやつのことを紡ぐ赤い唇を塞いでやった。
勿論オレの唇でだ。


「いい加減分かれよ、バカ」





鈍感な彼女



(なっな、何するのゴールド!)
(いつまでもオレの気持ちに気付かねーからだよっ)
(初めてだったのに……うわああぁぁあああお兄ちゃぁああん)
(……ゴールド、お前マヨを)
(げっレッド先輩…)
(お前しばらくマヨに近付くの禁止な!)
(えええーーー!(マジかよ!))





お兄ちゃんはシスコン、そしてヒロインブラコン
シスコンなレッドさんも好きだ\(^O^)/

途中まで書いて次の日続き書いたらオチ忘れてこんなことに…
確かこんなオチじゃなかったはず(^p^)

ごめんねゴールド
そしてシルバー(笑)




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