快斗となまえは付き合っている。
付き合えば当然、キスをしたりするわけなのだがなまえは何故かそれをしない。
快斗は悩んでいた。
快「ともだち、女がキスとかヤらせてくれないのって好きじゃないからか?」
ともだち「朝から下ネタだな、おい」
快「いいから答えてくれ」
ともだち「んー、別に必ずしもそうってわけじゃないよ。なまえ?」
快「ああ。キスすらさせてくれねーんだぜ?」
ともだち「なまえも色々あるからねー。なまえなら保健室にいるから行っておいで」
快「サンキュ」
快斗はともだちに言われた通りなまえがいるであろう保健室へ向かった。
快「なんで、なんもさせてくれねーんだよ」
『…』
未だ寝ているなまえに快斗はキスをしようとした。と、同時になまえが目を覚ました。
『か、か、か、快斗!?』
なまえは顔が近い快斗に驚きベッドから落ちた。否、落ちそうになった。
落ちる寸前で快斗はなまえの腕を引き、息がかかるほど顔が近い。
そのまま快斗は話し出した。
快「なぁなまえ、俺の事嫌いなのか?」
『ど、どうして?』
快「今でもだけど、オメー逃げようとするだろ」
『それは違う。なんてゆうか、私、付き合うのって初めてだから…』
と、なまえが不安そうに呟けば快斗は安心したように笑い、なまえに微笑みかけた。
快「大丈夫。俺がちゃんと教えてやっから」
『本当に?』
快「オメーのペースに合わせてやるさ」
『ありがとう』
二人は微笑みあい、学校とゆう事も忘れキスをした。
二人の間には優しい風が吹いた気がした。
『嫌いなんかじゃない』
ただ、不安なだけなの。
→あとがきという名の感想
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