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『はぁ、』

友「何ため息ついてんの」

『あ、ともだち。だってさ、今日も事件で遊べないって言われたんだよ』

友「私からしたら十分構ってくれてると思うけど」

『全っ然!』

友「しょうがない。今日は私が付き合ってあげるよ」

『本当に!?ありがとう!』

ともだちは一度ため息をつくと、自分の席に戻った。

学校も終わりなまえはともだちと一緒にショッピングをしたりして楽しんだ後、なまえの家へと向かった。

『ただいまー』

新「お帰り」

『新一!?』

友「じゃあ私はこれで」

新「悪かったな、ともだち」

友「さあ、なんの事でしょう?」

と、はぐらかしながらともだちは帰っていった。

『何しに来たの』

新「んな拗ねんなよ。仮にも彼氏だぜ?」

『別に拗ねてないし、事件が彼女の新一くんに言われたくない』

新「それは悪かったって」

『いいから帰って』

新「ちゃんと話を聞け!」

と、新一が怒鳴ればなまえは黙った。否、言葉を失った。

新「こっち来いよ」

『うん、』

新一はなまえを呼ぶと自身の膝の上に乗せ後ろからなまえをぎゅっと力強く抱き締めた。

新「悪かった」

『本当に思ってる?』

新「ああ。だから今日は大事な事件があったけど任せて来たんだ」

『え、大事な事件なのに?』

新「バーロォ。どんな事件だろーがオメーが一番大事なんだよ」

『新、一』

新「今日は休みだし、どっか行くか?」

『ううん、家でのんびりしよ!』

新「だな」

と、新一が微笑めばなまえもつられて笑い、二人の空間を暖かさが包んだ。

【一番大切なモノ】

それは事件じゃなくて君。

→感想
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