戦間期
2014/01/26 00:19

戦間期…1920年代には各国で社民党系政権が初めて誕生

1918年:第一次世界大戦終わる。
1922年:ソ連と通商条約を結ぶ。
1929年:アメリカで株価が大暴落→世界恐慌へ

1933年:ヒトラーが合法的に政権を掌握する。
1935年:イタリアによるエチオピア攻撃。
    老人年金法制定。

「国連におけるイタリア問題」
イタリアのエチオピア攻略…イギリスやフランスの態度は宥和的。

これに対し北欧四ヵ国は、外相会議でイタリア=エチオピア間の紛争は連盟規約で解決すべき、と。

1937年:イタリアが連盟を脱退。連盟が世界平和に繋がると期待していた北欧はがっくり、無力感。

ちょっと戻り、
1936年:総選挙で社民党が112/230議席獲得。農民党と連立政権→議会で絶対多数。
    標語「国民の家」←「福祉国家」を実現。

「国民の家」
ペール・アルビン・ハンソンの1928年の演説が基になっている。

・良い社会は、良い家庭のように機能する。
「良き家庭においては平等、思いやり、協同、助け合い等が存在する。この概念をより大きな国民ないしは市民に適用するならば、特権を持つ者と持たない者、支配者と服従者、富者と貧者、飽食者と欠乏者、略奪する者と略奪される者とを分かつ全ての社会的・経済的障壁を破壊する」必要がある。

@階級間の格差の是正
A社会保障の整備
B経済的平等の達成
C労働の保証
D民主主義の確立

 『国民の家』では誰一人として抑圧されることはなく、そこでは人々は助け合って生きるのであり、闘い合うことではない。
 また、階級闘争ではなく、協調の精神が全ての人々に安心と安全を与える。

【第二次世界大戦中のスウェーデン -中立の試練-】
1939年:4月、ドイツより北欧四ヵ国に対し、不可侵条約の締結の申し入れ(デンマークのみ受諾)
   :8月、北欧四ヵ国が個別に中立宣言を行う。
   :9月、第二次世界大戦が始まる
   :11月、フィンランドで冬戦争(対ソ連)勃発→国連がソ連を「除名」。
   :12月、ハンソン挙国一致内閣成立。

1940年4月:ドイツ軍がデンマークとノルウェーに侵攻。
      ドイツ軍の赤十字列車および民需品の国内輸送を許可。
      スウェーデン領を経由するドイツ軍の兵士や軍需品の輸送が始まる。
      休暇ドイツ将兵の領内通過輸送を許可する。

1941年6月:ナチスドイツが目前に迫った対ソ連戦準備のために師団をノルウェー北部からフィンランドへ移送しようとし、スウェーデンにその領内通過を要求する。政府は最終的に「許可」。

1943年:夏頃、それまで容認してきたドイツ軍の領土通過権も認めず、戦略物資の輸出も制限。

1944年6月:アイスランドが独立する。
   9月:フィンランドとソ連の戦争が休戦。負傷・病兵以外の一切のドイツ将兵の国内輸送禁止。
   10月:S政府が、ドイツとの関係悪化はドイツがデンマーク人とノルウェー人を虐待したからであり、中立政策に変更はないと宣言。

1945年2月:フォルケ・ベルナドッテ伯爵の白バス
   5月:ドイツが降伏する。(5月7日:解放記念日)

「スウェーデンの中立とは」
 中立政策そのものが目的ではなく(原理主義ではなく)、あくまで国家の安全保障を考えての事。徹底的な現実的主義にたつスウェーデン外交の本質。


【第二次世界大戦後のスウェーデン】
1945年:デンマークとノルウェーが相次いで国際連合に加盟する。
1946年11月:スウェーデンが国連に加盟する。
1947年6月:マーシャルプラン(資金援助)が発表される。
1949年:コペンハーゲンとオスロで国王諸国の国会議員有志による会合開催。


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