黄昏ひよこの小言




私は誰だ。
私は佐藤洋之(さとうひろゆき)である。
いやはや、なぜこんな事になったのやら。
あぁ、私か?
定年を再来年に控えているしがないサラリーマンだ。
………いや、正しくはサラリーマンだったと言うべきか………。
私は今、大変困っている。
何をか?
聞いてくれるかね?
私は今、ヒヨコである。
………………信じがたい事実だが事実だ。
どこぞの漫画のように妖し気な組織にも関わった事もなければ、変な物を飲んだ覚えもない。
なぜだ!
というか色々突っ込みどころが多過ぎる。
私の年齢は五十七。
なぜ、ひよこなんだ。
この場合私は若返るのか?
いやそんな事はどうでもいい。
つまり私が言いたいのは………ーーーー









「ピーーーーーーーーーー!?」
「ピーちゃん、煩い」
「仕方がないわ。まだまだ子供だもの」
「はっはっはっ!元気が一番!!!」

なぜ、私(二十八)に私(五十七歳)が飼われているのだろうか。
人間生活カムバァァァァァァァアアアアアアアアアッッッック!!!





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