無限を削り、過ぎ行く現在を量産しながら思うのです。刹那はこれほどまでにうつくしいことを誰しもが無意識下で認識しているというのに、際限なく横たわる未来のうつくしさに何故焦がれないのかと。縫いつけて綴じ込めたくないのかと。僕はそっとその永遠に手を伸ばしました。未来を永久にも等しい時間のなかに捕まえておくために。


未来標本?
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