私は自分の名前を知りません

 皆は私を鷸と呼びます

あるいは

 渡り鳥の子と呼びます

灰色と青灰色と夜色の翼を広げ

 平等な死を運ぶのが私の仕事です

翼には安楽を
 嘴には苦痛を

いつの日か訪れる私を待って居て下さい

 あなたには此の翼を差し上げましょう




イメージは鵲です。


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