当初は雪待に妹がいたら、というIFネタとして、あーだったらこーだったらと話していただけだったのですが、いつしかこれで雪待スピンオフを書いてみたい、という気持ちになり、こうして形にすることになりました。
雪待はＦＲＥＡＫ ＯＵＴで一番最初に生まれたキャラクターでありながら、彼を主軸にしたストーリーがどうにも浮かばず、主人公の座を慈島に取られ、本編での活躍も遅れ、キャラクターが固まるまでに紆余曲折あったという中々の不遇キャラなのですが、二部終盤からスピンオフまで書いてみて、ようやく雪待尋というキャラクターを主人公に押し戻すことが出来たような気持ちです。
ＦＲＥＡＫ ＯＵＴという作品に於ける主人公は慈島なのですが、ＦＲＥＡＫ ＯＵＴという世界に於いては、誰もが主人公に見えるようにしたいと考えているので、雪待を始め、様々なキャラクターの英雄像を描いていけたらなと思います。
雪待スピンオフが終わったところで、幕間番外を挟んだら、いよいよ物語は第三部です。
ＦＲＥＡＫ ＯＵＴは全五部構成なので、三部は折り返し地点となります。
これまで以上に盛り上がりを見せられるよう、頑張って書いていきたいと思いますので、よろしくお願い致します。
最後に、キャラクター協力並びに表紙イラストを描いてくださった夜斗さん、本当にありがとうございました。
ちゃんみよの物語はこれで終わりですが、雪待の物語はまだまだ続いていきます。
どうか最後まで見守ってやってください。
追記：夜斗さんから完結祝いイラストをいただきました！
「五話のラストに貼っていい？」と聞いたら「恥ずかしいからあとがきとかにして」と言われたので、此方に飾らせていただきます。夜斗さん、ありがとうございました！
雪待「しんどい」
愛「師匠、強く生きて」
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