キャラ紹介 | ナノ




■病手線(やまのてせん)

人語を話さない化け物系ヒロイン。主人公が主人公ならヒロインもヒロインで色々突き抜けてた。

ヤマダと共に死にたがりの人間達をゲームに巻き込む存在。黒い影が密集して出来ている、大量の目玉がついた車両と、動物のような唸り声が特徴。

死にたがりの人間の意識を集め、病手線各駅へと運ぶ。その後も体を作る影を切り離してゲームに必要な物を作ったり、参加者達を監視したりしている。
つまり武器商人やハチ公も病手のパーツ。

その正体はヤマダこと浜渕京平生前の恋人、山田千咲。京平の強すぎる想いに導かれ、彼が生み出したもう一つの山手線に影のようなものの密集体として具現化した。
千咲は京平の意志に引っ張られ、病手線に巻き込まれた存在であり、厳密には呪いではない為、山手線での力がとても小さい。
その為、影のような形で存在しており、またヤマダに対して強い愛情を抱いている以外は何も分かっていない。
ヤマダに補われる形でどうにか自我を保っていられる、矮小な存在。体でけーけど、あれも影の体を伸ばして作ってるから。

彼女もヤマダ同様に、病手線ゲームをクリアする強い生者に未練を断ち切ってもらい、成仏したいと望んでいる。

名前の由来は無論、山手線。



■山田千咲(やまだ・ちさき)

病手線ゲームの、言ってしまえば諸悪の根源。千咲が死ぬ前に言った言葉が、京平の呪いを生み出す切っ掛けと言えば切っ掛け。
生まれつき体が弱く、小柄で色白の美少女。頭もよく、病弱なこと以外はとても恵まれた子だった。

幼稚園時代に体の弱さなどを理由にいじめられており、そこを助けた京平に惚れ込む。
以後彼を「きょーくん」と呼び慕い、その後恋人になる。

しかし、千咲は体が弱いので遠出もそうそう出来ず、おまけに付き合い出したのが中学三年生の始めだってのに、高校入ってすぐに病気で入院生活になるもんだから、恋人らしいことは本当に何も出来ていなかった。これは京平がツンデレだったせいもある。
ファーストキスくらいはしていたかもしれないけど、デートらしいデートも出来ぬまま十七歳という若さで死去。

死後その魂は安らかに眠っていたのだが、京平の強い想いに引かれ、山手線に居つくことに。しかし彼女も、死後くらいは京平と共にいたかったので、こうなったことに何等不満はない。
ただ、京平と共に天国に行きたいとは願っている。

名前の由来は山手線。千咲は適当につけたけど響きが綺麗で気に入ってます。













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