四月馬鹿 2 | ナノ


「はぁ、あぁ…ん、ぁ…は……も、やだぁ…」

もうどのぐらい胸ばかりをいじられていたのかわからないぐらい、長い間そこばかり責められていた。何十回とイき続け、さすがにもうミルクが出なくなっていた。

「ふむぅん、ぐ…っ、うぅ……ん、くぅ……」

すると再び触手が口に近づいてきて、強引に唇をこじあけて媚薬を流し込んでくる。もう抗う気力もなくて自ら進んで飲んでいると、胸の突起がじわじわと熱くなってきてむず痒くなる。
そしてまたミルクを噴出するという拷問の繰り返しだった。傍観していた新羅もいつの間にかいなくなっている。この空間には俺とこの化け物しかいない。
話なんか通じるはずないなんてわかっているが、呟かずにはいられなかった。口の中から塊が出て行ったと同時に小声で言った。

「ん、ぁ…ねぇ……なんで他のところ…いじってくれないの?あ、ついよ…俺…」

手足が縛られたままでなければ自分で塊を引き寄せて、突っこんで中でかき回しているところだ。
今できるのはそわそわと腰を揺らすことのみで、火照った女の子の部分を鎮める術はなかった。

「お、っぱいはもういいからぁ…俺のおまんこさわってよぉ…この際後ろでもいい、からさぁ…」

もう泣き出しそうな勢いだった。苦しくて、切なくて、疼いて堪らないのだ。
そこはもう何度か噴いた愛液でびちょびちょになっていて、処女とはいえすんなり入るぐらいにはなっている。準備はできているというのに。
足元にも蠢いている触手に向かって告げたが、当然反応は返ってくるはずがない――と思い込んでいた。

「え?あれっ?もしかして話が通じ……た?」

じっと眺めていると数本が足下からゆっくりと這い伸びてきて、足に絡まりながら中心を目指して進んできたのだ。
焦っている間にあっという間に太股を通り汁で濡れ光っている部分まで到達して、全身がビクリと震えた。
「あ、いや、でもやっぱり怖くなってきたなぁ。胸だけであんなになったんだし、そこ犯されたらどうなるか…」
長い間蹂躙されていくら快楽に慣れてきたとはいえ、平静を取り戻した頭でよく考えると犯されていいわけがなかった。話が通じるなんて思わなかったから言っただけなのだ。

「やっぱり、やめ…っ、ひうぅ…ッ!?」

しかし当然やめられるわけがなく、生あたたかくてぬめった本体が媚薬で敏感になった股間を撫でてきたのだ。
たったそれだけだというのにわなわなと唇がわななき、背筋をぞくぞくとした気持ちよさがかけあがっていった。
「これ、やばっ…ぅあ!は、あぁ、はっ、や、やだ…ッ!?」
すぐに群がるように触手が数本殺到して、粘液が擦れ合う淫らな音だけが響いた。
にちゅ、ぐちっ、ぢゅぐっ、ぢゅるる、ぶぢゅうぅ。
聞いているだけでも恥ずかしいが、こっちはそれどころではない。

「あひゃ、はぁ、ふぅ、くふうぅっ…あ、あぁだめ、も、イッちゃう……っ!」

鋭敏になりすぎていた秘裂に、その責めはあまりにも激しかった。放置されすぎて弄られることを待ち望んでいたこともあって、すぐに頭が真っ白になった。
同時にまた胸もむず痒く疼いてきて、絶頂への期待を膨らませた。そしてだらしないアヘ顔を晒しながら、瞳を潤ませて叫び散らした。

「ひゃ、はぁ…ひ、くぅぅ、ひぁ、あぁ…あッ、ひいぃぃぃんんぅぅぅッ…!!」

これまでで一番の愛液がそこから溢れ、両乳首からは濃厚なミルクが勢いよく迸りそこら中を汚し尽くした。
さっきまでの行為で覚えさせられた噴乳アクメに加えて、理性をすべて搾り取るような強い秘所への肉悦にすべてが吹き飛んだ。
まだ処女であるはずなのに、体に受けた淫悦は普通のものの何倍ぐらいだろうか。見当もつかない。

「はは、は…女の子ってぇ…こんなにきもちいぃんだぁ?はぁ、はまっちゃいそ、っていうかもう元に戻れないよ。どうしよう?」

戸惑う言葉をもらしながらも、悪魔的な甘美感にもうすっかり虜になっていた。次の責めへの期待に胸が躍っていて、顔がニヤついているのがわかる。
しかしこれ以上はもう破滅しかない。一度触手たちが蠢き始めれば止まらないだろう。

「でも、いいよ。無様だろうがなんだろうが……イキ狂わせてよ?」

覚悟は決まっていた。新羅の実験体にされようが、相手が愛している人間ではない生物だろうが、もう構わない。
呼応するかのように指二本分ぐらいの太さの触手が、一斉に入り口に群がってそのまま難なく中に侵入してきた。

「ん、あぁっ!あっ、あぁ、は、はげしッ、いぃ…っくうぅ、あああああぁぁ!」

途中なにかがぶちっと破れるような感触がしたが、一瞬だった。膣奥まで雪崩れこんでくるいくつもの塊に、背中を仰け反らせて悶絶した。
一つ一つは細いが入りこんできた量が驚異的だった。明らかに人が受け入れる限界を超えているというのに、相変わらず苦痛は一切感じない。
気味が悪いぐらいに、快感しか生まれないのだ。狭い膣穴にパンパンになるぐらい触手を詰められているというのに。

「も、むりだからぁっ…入んないってぇ?やらぁ、おなかポッコリし、てるぅ…っ」

拒絶しているというのにわずかな隙間から捻じこんできて、もうすっかり肉穴はガバガバに開ききってしまった。
しかも細さを生かして中で器用に動き合い、腹が傍目から見て膨張しきっているぐらい受け入れていた。尋常ではない量だった。

「は、あぁ…これ、で動くの?嘘だよね?こんなのすぐに…っ、ひいぃ、あ、んゃあぁんぅぅ……ッ!」

全身をガクガク震わせながら結合部をチラリと覗き見て眩暈がした。でももう、なにもかも遅かった。
数十本の塊が一斉に律動を開始し、先っぽが子宮口をガツガツとノックして稲妻に打たれたかのように腰から下が変に麻痺をした。

「はひ、っ…あぁ、うぅん、中すごっ…動いて、すごおぉいぃぃッ!」

瞳を蕩けさせて快感に酔いながら善がり狂った。肉壷を容赦なく可愛がられ、溢れる愛液を別の触手が吸うように吸いついている。
当然胸に張りついている方の触手も搾るように動いていて、小刻みに揺れるおっぱいが張りつめてきていた。もう体中どこもかしこも気持ちがよくて、溺れるように飲みこまれていった。

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