「メリークリスマス!ジュード!召し上がれ!」 「すごい…これ、ほんとにおなまえが作ったの?」 「もちろん!ケーキはミラちゃんだよ!」 「ミラが?!大丈夫だったの?!」 「うん。いろいろあったけど」 「あったんだね…」 場所はジュードの家。おなまえサンタが料理をお届けに参りましたよ。私服だけど。それにしたってジュードの匂いがぷんぷんする。やましい気持ちになるかもしれないね。そのときは抱くか。もしかしてプレゼントかなあ。 「おなまえ、これ、」 「お?」 早速プレゼントですか?期待の眼差しをジュードに向ければ、ふわりと淡い色のマフラーが俺の首筋を包んで、ちゅ、と唇に柔らかい彼のそれが当たった。 「め、メリークリスマス、おなまえ…っ」 「うん…………ジュード、いただきます。」 「え…うわああっ?!」 よっ、と彼を横抱きにして、迷うことなくベッドへ。いやあジュードが最初から部屋に入れてくれたのはこのためだったんだねえ。かわいいなあ。 「あ…おなまえ…」 「……ご飯?大丈夫大丈夫冷めてもまた温めればいーの。でも、そっか…じゃあ、ちょっとだけ味見ってことで」 「んっ…」 するりとTシャツを捲るように腰を撫でれば、ぴくん、と反応した。やっぱりいただこうかなあ。俺待ったできないんだよね。 「ねえ、ジュード…───」 これからも愛してるよ おわり。 Thank you very much!! ← / → |