「ねえジュード、クリスマスどうする?」


「え、と」


「あ、ジュードここの問題教えて」


「おなまえ、」


「なにジュード」


「あ、あんまりここでくっつかれると…」


「興奮しちゃうー?」


「違っ?!そんなんじゃないよ!」


ぼふぼふぼふ。俺からすればジュードの反応の方がクラスの皆はいたたまれないんじゃないかなあ?かわいいなあ。もっとくっついてやろう


「わ…!おなまえっ…、待っ、授業始まっちゃうから…!」


「無理、俺寒い。このまま授業受ける」


「…もう、、」


こてん、と俺に身を任せた彼。うそ、それは反則だよ。どくどくどくどく、心臓が元気になり始めた。あー大変。どうしてくれよう


「おなまえ、ドキドキしてるでしょ」


「ううん、してない」


「僕、これでも医者目指してるんだから。」


「……急になにかっこよくなってんの?」


ちゅーするぞ。


恥ずかしくなって、彼のうなじに顔を埋めた。ほんと、クリスマスどうしようかなあ?ケーキは必須だよねえ。プレゼントは何がいいだろう。あ、俺かな。あとは、そうだなあ、ジュードの手料理食べたいかなあ…─そうやって、ウンウン考えていたら、意識の遠くで、チャイムが鳴り響いた。


アルヴィン先生にチョークを投げられるまで、もう少し。



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