放課後、部活がオフだったテツヤが家に誘ってきた。最近になって分かったことは、彼は外と中とではかなり態度が違うこと。怖いくらい違う。中学の奴らがどうのこうのだからとかなんとか言ってたけれど、忘れた。
とりあえず凄いべったりしてくる。歴代1位かな。いや男は初めてだけど。
「名前くん、」
「ん?」
「えっと…」
ぐっ、と体をもたれさせてくる。つまりちゅーしてほしいって合図なわけだが、確か今日は誰も居なかったはずだ。いつもは出迎えてくれる彼の母親が出てこなかった。当然父親は仕事だろうし、これはちゅーの先もいけるんじゃないか。
ちゅっと触れるだけのキスをして、今度は深くキスをする。
「ん…っ…、…んン―!」
「…―――」
「っぅ…―ッん……」
もっと深く絡みとって、ちゅ、ちゅう…ッと舌を吸いあげた。ぴくっと彼の肩が揺れる。
「んン…―っは…あ、…―ッはあ…っ…名前く、ん」
「…ごめん。ベッド借りる」
「あっ…」
少し力の抜けているテツヤを、ぐいっと引っ張って後ろにあるそこへ寝かせた。俺も乗りあげればスプリングが音を立てる。
「テツヤ、していい?」
「っ…今日は…、まだ…」
「なんで?」
「母、さんが…」
「居るの?」
「居ません。…けど、」
彼の言葉を聞きながら、ぷちぷちワイシャツのボタンを外していく。そして露わになった肌を撫であげた。細い。
「っ……帰って―――んっ!」
最後までは言わせないで、首筋に甘く噛みついた。胸まで撫でた手が彼の鼓動を感じとる。
「ふ、緊張してる。……こっちは?」
「ぁ…っ、!」
もう片方の手で、彼のそこをズボンの上から優しく揉んでやった。ぴくんっと両足を揺らす。敏感だ。
「ッ…あ…―…名前くん…っ…触っ…」
「大丈夫。帰ってきたらやめるから」
俺が我慢できたらの話だけどな。