『幼馴染と性教育の扉』

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・サンダユウ視点で、幼馴染の主従関係。性のはじまり描写あり。
・今回は初等部5学年あたりの話。(キャラ年齢で約3年前ェ…?!)
・劇場版の監督がバダップについておっしゃった「幼少期には持っていた
 であろう無邪気な心」を少し悪い方向に使います。ゴメンナサンダユウ。
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バダップは小さい頃からあらゆる分野の書籍を読み、データを分析し
日々広い知識を吸収していたある日の事…。

「キミはもうセイツウを迎えたのか?」

執事になる者は広く学ばなければならないし、頭の出来が神童と呼ばれる
我が主人に比べれば格段に落ちるものの、セイツウが何を示しているかは把握していた。

なんて直球な質問なのだろう。
普通の家庭より距離ある親子関係のスリード家。旦那様や奥様よりは
年の変わらない俺に質問を投げてもおかしくない。

主従関係でありながらも、2人だけの時は敬語を避けるように言われた。
バダップとは幼馴染で友達でもあるのだ。
頼られたのだから全力で尽くしたい。
「あ…それは…バダップもしかして…?」
「キミに聞いている」
即答で逸らされた。

「…はい…既に…」
畏まって敬語が出てしまう。

身長が高い方にあたるサンダユウは身体の成長も早かった。
バダップがその時期を迎えたのならいいけれど、
知識だけを得た状態なら恥ずかしさが数倍になる。

「成長タイプが"超早熟タイプ”と言われているだけあるな」
身体能力をデータ化された時(※ゲーム版の設定)
バダップは基本タイプだった。

超早熟タイプなら迎えていて当然という反応?
けれどバダップがどちらなのか明白ではない。
その時がすぐ訪れるのか、まだ先の事なのか、あるいはもう…。
いずれにせよ自分の経験が役に立つのなら恥を忍ぼう。

「見せてほしい」
そうくるとは思わなかった。

「な…な、なにを…?!」
「どうすれば どのように どのようなものが出るのか…
 その目で知ることができるのなら頼りたい」

使用人として気がつく限りのお世話をする事はあれど
バダップから頼まれる事はあまりない。俺は覚悟を決めた。

「バダップは俺と同じなのか確かめたいの?
 それともいつしか起こる生理現象を学びに…?」

「実体験でなければ学んだとは言えぬ。
 しかし自分のものでは成果が得られなかったのだ」

覚悟を決めても、教育だと割り切ってみても
恥ずかしいものは恥ずかしい。
動揺しながらも聞いてみた。
「……出したものを見せればいいのかな……?」

「最初のフェーズからだ。よく見えるようにまず服を脱いでほしい」
顔は真っ赤、頭は一時的に思考が停止した。

「ま、待って待って!旦那様や奥様に知られたらマズイから!この状況おかしいから!」
学ぶ為の行為を否定されバダップは眉をしかめている。

「そうだ、お風呂にしよう!そこなら脱いでも不自然じゃないし、何もかも水に流せる」
「…了解」
バダップは一言残して部屋から去っていった。

 + + +

―夕食を済ませ入浴の時間になる。
幼馴染で使用人。共に風呂に入る事は何度かあったし、
まだつるりとしたそれを今さら隠す事もない。
大切な主人のため、サスペンダーを下げズボンを落とす。

既に興味が自分のそれに向かれており、主人に視姦される状況。
一度は気楽に構えられたのに、大きい瞳の素直な視線を強く浴びる。
熱い視線を浴びながらシャツを脱ぎ、下着に手をかけた時
熱を受けたそこが熱を持ち、少しだけ勃ち上がっていた。

目を合わせる事もできず俯き、下着を下ろすのを躊躇していると
全裸のバダップに勢いよくストンと下げられ、そこがあらわになった。
下着から弾むように開放された揺れが酷く恥ずかしい。

足首に引っかかる下着を取り払いカゴに入れると
バダップに手を引かれ湯煙が篭る浴室に入る。
珍しく手を握られ先導される感触に、今自分がどれだけ関心を持たれているのかが伝わる。

いつものように風呂に漬かる前に湯銭の温度をその身で確認し
バダップの肩からやさしくかけてあげる。

「刺激を与えなくても重力に反するのだな」

慌てて股を閉じたものの、バダップの手が一足早くそこを握った。
「硬い…」
ありえない、人にそこを握られるなどという事が。
腰が引け尻餅の状態になると、バダップは股の間に入り込む。

「…文献にあるとおり試させてもらう」
急所を握られ覚悟をする。

芯を持った外側の皮を上下に扱かれる。
自分の意思以外で刺激を受ける、初めての感覚に脈動が激しく打つ。
「これはどんな感覚…?」
呼吸が少しずつ小刻みになりながら正直に答えた。
「くすぐったいけど…すごい…きもちい…」

幹に置かれた手が一旦離れた時、更に強く芯を持って起き上がっていた事に気づく。
すかさず手に取られ、起き上がる先端をいじられた時、身体がピクリとした。
「それは… 痛み? さっき以上に良いもの…?」

少し頭の先が出はじめていながらもまだ包まれているそれを
めくるようにいじられるとじんじんする。

「最初の方が良かった…」
自分は何を言っているのだろう。弱い声で質問に答えた。

バダップは何においてもセンスがある。
良かった顔、痛みの顔、表情をインプットしたのだろうか。
繰り返す刺激に変化をいれてくる。
徐々に動きに速度を加えられると何度も意識が飛びそうになる。

しだいに小刻みする感覚が訪れ、達する瞬間を前に声を上げる。
「やばい出ちゃう、離れて、離して」
ビクビクとしならせバダップの顔から腹までぶちまけた。

射精の快楽で大の字になって寝転がりたいのを我慢し、
バダップについたまだ透明さを含む幼い精液を浴槽の湯で流した。

「癖のある強いにおい、喉に妙な違和感あり…」
「出して!うがいして!」

満足したのかバダップはうっすらと笑みを見せた。
あまり見なくなったこの瞬間。
自惚れかもしれないけど2人だけの時は時折子供らしい姿を見せてくれる。
国を導く者としての英才教育で詰め込まれた生活の中から、
心が緩む時間を少しでも引き出してあげたい。
少し恥ずかしい事になったけど、結果的にこれは喜ばしい事なのだ。



-----あとがき-----

10月6日の背番号掛け算で、バダ×サンの日の記念投稿。でもサン×バダっぽい。
興味を持つ年齢の触りあいっこってウブカワイイよね。初心と書いてウブ。
挿入しないし、R15以上R18以下かな?って書き始めてみたら
めっさえろくなってしまったよ。文字の力の偉大さを知ります。

ゲームのサンダユウは成長タイプが「超早熟」。(バダップは「基本」)
数字の3にこだわる為、精通は小3あたりが良いでしょうか。
性の低年齢化+未来人+切迫した時代の兵士には違和感ないかもしれませんね!


[2013/10/06]

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