『ヴェルタース味』

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・バダップ目線ポエム
・捏造妄想×即席作文
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バレンタインデー。国の経済を活性化させる浮かれた風習。
女子生徒に囲まれたミストレの存在でその事に気付く。
必要以上に人が寄り付かない自分には無縁の話。
稀に貢ぎ物の話が到来しても断りを入れる。
人から受けた食べ物を口にするものではない、その隙が死に繋がる…
そう父親に言われたのが3才の頃。
ただし信頼のおける人間は違う。
我がスリード家の家令の息子で、幼い頃から一緒にいた彼が昔くれたもの。
それは駄菓子で3色のチョコレートだった。
甘くてやさしい白、ほろ苦い茶色、甘酸っぱいピンク色―。

あれから10年が過ぎ、今では別の意味で似た気持ちを味わっている。
包み込まれる甘いやさしさ、じれったい苦味、気持ちが通った時の…
照れと嬉しさが混ざった甘酸っぱい感情。

この不思議な感情が何なのか、
もう少し人との距離を縮めれば理解できるだろうか。
円堂守のいう勇気、人間らしくなる事への恐れ、
本当は悪いものではないのかもしれない。


----- E N D -----

2013.2.10(バレンタイン)

-----あとがき-----

FFF3で配布したチョコの台紙の裏に書いた初めてのテキスト作品です。
ペロティをイメージした3色チョコの絵柄だったので、こういった内容になりました。
見苦しい言い訳をすると寝不足+タイムリミット寸前の即席文で、しょうもない
ミスもしてしまったのですが、文才もないのに酷い挑戦をしたものですよね。

それにしてもサンダユウはナゼあんな名前をL5に授けられたのでしょう…。
家令・執事などの俗称ですよ? 執事ダユウもっと見たいヨォ〜!

スリード家で一生一緒して「爺や」と呼ばれるバトラー・ミシマが
バダップのお孫さんにもチョコをあげるのです。そんなモエ込みで浮かんだ
タイトル名でした。ヴェルタースオリジナルのCM…ナゼかとても好きです。


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