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▽ 焔Dこのままだと明日になっちゃうけど※


 甲斐は焔の腰に跨がると、恐る恐るペニスに触れる。でも、そのまま動かない。
 このままだと明日になっちゃうけど。俺も耐えられないんだけど。
 寝たまま少し体を動かして、甲斐の手と一緒に自分のペニスを掴む。そして甲斐のそこにペニスを押し当てた。

「ひっ」

 入り口にキスするみたいに触れると、中に取り込みたくて仕方ない、とでも言うようにそこが開いて、少しだけ入り込んでしまいそうになる。そのまま舐めるようにペニスでそこを撫でていると甲斐の口から甘い声が漏れる。

「や、入っちゃう……」
「だから、甲斐が入れるんだって」

 ちゅ、ちゅ、と濡れた音を立ててペニスがそこにキスをする度に、可愛い声が漏れ聞こえる。やだ、とか。だめ、とか。いつもそうやって口では拒否するくせに甲斐のそこは期待して小さく口を開いてしまうのだ。

「……自分で入れるから、もうやめろっ」
「俺も我慢できないから早くしてね」

 甲斐に言われた通り、ペニスからも手を離し、大人しくすることにする。
 さっさとしないとまた悪戯されてそれどころではなくなると気づいた甲斐は、ようやく焔のペニスをそこにぎゅっと押し当てる。

「あ、……ああっ……」

 ゆっくり、ゆっくりと、甲斐の中にペニスが入り込んでいく。緩慢な動きは恐怖からなのだろうが、ゆっくりと体の中から開かれていく感覚はまた別の恐怖を生み出しているようだ。
 甲斐のそこがペニスを飲み込んでいく様子をじっくりとカメラに収める。すぐにでも最奥まで貫いてやりたいのを堪える。

「……ふか、いぃ」
「うん、もっと奥まで入るよ」
「むり、もう、」
「仕方ないなあ」
「…………え、――ひぁああああっ!」

 焔は体を起こすと、甲斐の体を抱き寄せる。うまく力の入らない甲斐の体はそうすることで簡単に最奥まで貫けた。普段入れないような所まで入り込んだ満足感に浸る。

「や、ふか、……くるしっ」

 カメラに向かって助けを求める甲斐の表情はこちらの嗜虐心を煽るだけだったが、少しでも恐怖が和らぐように優しいキスをしてやる。

「ん、んっ」
「どこまで入ってる?」
「おなかのなか、あついっ」
「うん、甲斐の中、熱い。俺のに絡み付いて離さない」
「ひっ、そこ、だめっ」
「駄目だよ、気持ちいいときは気持ちいいって言わなきゃ」

 ぐずぐずに蕩けてしまった甲斐の耳元にキスをしながら囁く。

「きもちい、い……」

 そこで焔はビデオカメラを止めると、両手でしっかりと甲斐の腰を掴み、本格的に甲斐の体を貪り始めるのだった。



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