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 甲斐と付き合えることになった。

 ほとんど脅したようなものだったが、焔に罪悪感は全くなかった。だってそうでもしなければ甲斐は自分のものにならなかっただろうし、そうしたら別の誰かに甲斐をさらわれてしまうかもしれない。
 友達でいいなんて自分に嘘を吐いているにすぎないのだと、気づかせてくれたのは甲斐だ。

 そもそも甲斐はフレイムを好きすぎるのだ。焔がフレイムに変身しないなんて脅しが通用するくらい。
 これは両思いだと言っても間違いではないはずだ。




(甲斐、甲斐……)

 テレビに映る甲斐の姿に股間が熱くなる。両腕をベッドに縛られて、Tシャツをめくりあげられ、焔の唾液に乳首が濡れている。それがとても卑猥で、息が荒くなる。
 むしゃぶりつきたい。映像の中の自分が羨ましい。
 乳首がとれるとすすり泣く甲斐が可愛い。真っ赤に腫れ上がってしまった可哀想な乳首の感触を思い出す。はやく胸だけでイケるようにしてやりたい。あんなに気持ち良さそうにしていて素質があったのだからすぐだろう。

 焔の好きという言葉の後に、甲斐が下着の中で達する。その時の表情をじっくりと見る。
 涙で潤んだ瞳。ほんのり赤くなった顔。今すぐ抱いてしまいたくなるのに、あの時の焔はよく耐えた。

 甲斐の小さな穴を丁寧に慣らしていく。

 ローションを纏わせても指をほんの少し入れるのが精一杯だった。ここには自分以外入ったことがないと確信できて、また、興奮した。
 甲斐の中は暖かく、焔の指を締めつきてきた。それだけで興奮しすぎてイきそうになるのを我慢した。
 少しずつ甲斐の中を開いていく。

 痛い思いはさせたくなかったし、少しでも焔に夢中になって欲しかったから、たっぷり時間をかけて慣らした。
 目覚める前に甲斐の顔を見ながら抜いていなければとてももたなかっただろう。

(ああ、俺の指をあんなに飲み込んで。音もぐちゃぐちゃいってる。すごい……今度は手持ちカメラで中をじっくり撮らせてもらおう。でも甲斐は恥ずかしがりだからまだ無理かな)

 甲斐の可愛い顔はもちろんのこと、ぷっくりした乳首だとか、はしたなく涎を垂らしたペニスだとか、焔のものを一生懸命頬張る下の口だとか。余すことなく記録してしまいたい。

(甲斐、可愛い。毎日シたいけど、またあんなにフラフラになっちゃうと可哀想だからしばらくは週末だけにしないとね……)

 テレビの中の甲斐は処女を散らしたところだった。
 焔に長い時間をかけてとろとろにされたそこには簡単に焔のペニスを飲み込んでいく。微睡んでいたところに挿入された甲斐が目を見開く。
 この時甲斐のあげた悲鳴がとても綺麗で、それだけでまたイきそうになったものだ。


 焔は今日も甲斐を見ながら、自慰を続けるのだった。
 



  


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