とある二国の交流祭(シオンとレファル中心)
2011/11/05 23:12
※ハッピーエンドのあとのおバカなお話
※国王交換したら楽しいんじゃないかな、ということで交換してみた
※会話文と顔文字オンリーのゆるゆる
※シオンは若干なん伝仕様かも
「交流祭?」
「戦争も終わりましたし、形だけでも仲良くしようという企画のようですね」
「形だけでもって……まあ、いいか。ガスターク行ってみたかったんだよね」
「罠です」
「というよりはあっちもこっちの様子を見たいんだろうな。良いだろう、交流しようじゃないか」
「では1日国王交換を」
「へ」
「交流祭ね、楽しそうだしいいんじゃないか」
「ローランド美人を口説くのはなしですよ。ガスタークの品位が下がります」
「えー」
「えー、じゃない。まあ、貴方でしたらそう言うと思って話は進めてあります。交流祭は明日からですよ」
「え」
「明日から国王交換です」
「は?」
「……あの」
「何ですか?」
「ここ、王様が住むところであってる(´・ω・`)?」
「あってますよ」
「そうなんだ……」
「どうかしましたか」
「い、いや、狭いながらも楽しい我が家だね」
1、北国はどうやらあまり裕福ではないようです。しかしそれを馬鹿にするような態度をとってはいけません。彼らだって頑張っているのです。
「あの」
「今度はなんでしょうか」
「これ、なに(´・ω・`)?」
「当番表です。今日は国王が食事当番ですね。あ、洗濯もですね」
「え」
「ああ、くれぐれもレファルのパンツとクゥのパンツは一緒に洗わないでください」
「え」
「何か質問でも?」
「僕のパンツは……」
「一緒でも大丈夫だと思いますよ」
2、お父さんと娘のパンツを一緒に洗ってはいけないのは北国も同じのようです。
「そろそろ支度を始めた方が良いかと」
「ああ、夕食か。久しぶりだなー作るの」
「…………」
「あ、意外そう」
「失礼しました」
「昔に母を亡くしたからね。簡単なものくらいはできるよ。料理、結構好きだったしね。最近は包丁を握らせてももらえないけど」
3、北国は王様のお家も家事などが当番制のようです。いいことです。
「「「…………」」」
「あれ、どうしたんだい?遠慮しないで食べてくれないかな(´・ω・`)?」
(まっず)
(だ、だめだよ兄さん、本当のこといったら)
(じゃあスイ兄ちゃんはこの犬の餌が食べれるの?)
(クゥ、それは失礼ですよ。犬に)
「久しぶりでもなんとかできるものだね」
「……」
4、北国の人たちは遠慮しがちな性格をしているようです。
「あれ、洗濯は(´・ω・`)?」
「すみません、仕事がたまっていたのを忘れていまして。洗濯はいいので仕事の方をお願いします」
「そうか……柔軟剤使ってみたかったのに(´・ω・`)」
「ローランドで使ったらどうでしょうか」
「そうか、じゃあそうしよう」
5、仕事がたまっていてできなかったので柔軟剤はローランドで使います。
「あのさ、なんで髪ピンクなの(´・ω・`)?」
「さあ」
「そっか……僕も髪ピンクにしようかな」
「帰ったら黒く染められると思いますよ」
「黒……フロワードみたいでやだなあ(´・ω・`)」
6、なんで髪がピンクなのかはよくわかっていないみたいです。
「やっぱり寒いねー」
「まあ、北ですからね」
「薄着すぎたかも」
「服ならありますからお貸しできますが」
「じゃあお願いしようかな……」
「はい、どうぞ」
「えっへそ出し」
「あ、間違えた」
7、北国は寒いです。
「あ、あの……なんであの人へそ出してるの?寒くないの(´・ω・`)?」
「本人に聞いてください」
「うん……」
「あと、馬鹿は風邪引かないって言いますから」
「うん……」
8、北国の人は風邪引かないそうです。
「あ、こちらの書類なんですけど今日中にお願いしますね」
「え」
「どうかしました?」
「量、おかしくないか?」
「え、あ……ごめんなさい。シオンさんはいつもこのくらい」
「そうなのか……」
「あ、食事はこちらです」
「えっ」
「?」
「女子の朝ごはん」
「あ、シオンさん用の用意しちゃった……」
シオン・アスタールは何者なんだろうか。
「なあ、お前たちんところの王ってなんなの」
「え」
「放っとくと食事しないとか寝ないで仕事してるとか聞いたんだけど」
「だいたいそんな感じだな」
「そうか……」
「まあ、あいつ、化け物だし仕事の鬼だから」
「そうか」
どうやら人間じゃないらしい。
「とりあえずヨーグルトにフルーツとかダイエット中のクゥだからなあれ。食べなさすぎだろ……はあ、とにかく仕事一段落したし寝よう……すっげー疲れたわ。お、寝室めちゃくちゃ豪華だな。つかローランド豪華すぎるだろ…………ってあれ」
「すやすや」
「ここ王様のベッドじゃなかったっけ」
王様のベッドってもっと敬われるものっていうか、とにかく侵入者とかいたらいけないものじゃないっけ。
「おい起きろ」
「すやすや」
「お前なんでここで寝てるの」
「すやすや」
「起きろっつってんだろ」
「すやすや」
「……寝たいんだけど」
「すやすや」
「はあ…………だめだすげー眠い……はじっこで寝よ(っω‐`)」
眠いから仕方がない。
「うわ……ふかふか。なんなんだよローランド…………金持ってんな……はあ、うちなんて煎餅布団だってのに……はあ、ベッドいいなあ……………………すやすや」
「ん……あれ、シオンいつの間にピンクにしたんだ……イメチェン?ピンクとか……趣味悪すぎだろ。どっかの国じゃないんだから……すや」
帰ったらリーズにベッドねだる。決めた。
「色情狂と仕事王、だんごの時間だ」
「ふぁ……なんだよフェリス」
「!!……ライナ、貴様……シオンだけでは飽きたらず、ピンクにまで手を出したのか……」
「は?ピンクって……うわっピンク!?」
「……あーふかふかすぎてなかなか眠れなかっ……あれ、お前ら」
なんか懐かしいコンビに出会ってしまったがここは王室だか執務室だかじゃなかっただろうか。
「ガスタークの王は男色家という噂は本当だったのか……」
「え、マジ?うわあ……」
「え、いや、あの……」
「ガスターク、怖いな」
「ああ、変態の巣窟らしい。お前以上の変態がごろごろしてるという……」
「え、あの……」
なんかとんでもない噂が流れてたんですけど。
「はあ……なんか帰ったら殺されそう…………帰りたくない」
「おや、帰らない気かい」
「わっ!?お、お前どこから出てきたんだ?」
「ずっとここにいたんだがね」
「そんな馬鹿な……」
「この国では普通のことだよ」
「そ、そうなのか……(;゜Д゜)」
ローランドこわい。
「ただいまー」
「あ、おかえり」
「どこへ行ってたのだ。だんごはどうした」
「うん、お土産に買ってきたよ。ガスタークだんご……さて、俺は原稿しないと。タイトルは……【ガスターク旅行記】……ううん、旅行はしてないからなあ………あ、【ガスタークに泊まろう】とか」
「ただいま…………あれ、お前ら何してるの」
「いえ、ローランドに料理人を送ろうかという会議で」
「ローランドの人たち可哀想だもの」
「あれは……味覚が破壊されてるよ」
「ああ」
「で、どうでした?ローランドは」
「ああ……疲れた…な……(;・д・ = ・д・;)」
「なんで急に辺りを見回すの」
「あ、ああ……そうだったな、もう帰ってきたんだ……」
「どうしたんですか」
「あいつら、どこからともなく現れて……だから気を抜くと…………はっ(;・д・ = ・д・;)」
「レファル、誰もいないよレファル!?ローランドで何が…………」
prev | next