カニバリズムな夢主と食べられたい悟飯くん※☆
※グロい
流血あり
微妙なラインだけど一応r-18g
夢主カニバリズム
少年悟飯くん
小さい頃からみんなと同じ物が食べられなかった。少しでも口に入れると、途端に強烈な嘔吐感がこみ上げてきてよくトイレに駆け込んでいた。初めはたんなるアレルギーかと思ってお母さんが有名な病院を片っ端から全部回っていたが、どの先生も口にする診断結果は同じ。異常なしだった。
成長するにつれひどくなるその症状に病院の先生もお母さんもお父さんもお手挙げ状態。そんな両親に迷惑をかけないよう今にも吐き出してしまいそうになりながらも、せめてと思ってお母さんの料理を食べ続けた。
けれどいずれ限界は来るもので。夜みんなが寝静まった頃に悟られないよう食べたものをトイレに全部吐き出すのだ。
ある日、悟飯が怪我をして帰ってきた。さしてひどくはないものの、赤い血がだらだらと止めどなく滴り落ちていた。鉄分のはずのそれから甘くてそれでいて魅力的な、まるで世界一のご馳走のようなそれにひどく惹かれ、思わず口に含んだのはまだ新しい記憶だ。
そして気付く。私は、人の血肉しか食べることができないのだと。
「お姉ちゃん、起きてる?」
深夜。音もなく私の部屋にやってきた悟飯は、来るなりベッドに寝そべって本を読む私に抱きつき、首に顔を埋めてきた。
「起きてるってわかってて来てるんでしょーが」
「えへ。だって、お姉ちゃんがお腹を空かせていると思ったらいても立ってもいられなくて…」
「…私、そんなに食い意地張ってないんだけど」
はぁ…とため息を吐きながら体を起こすと、正面から悟飯が私を抱きしめた。
「今日はどのくらい?」
「…そんなにお腹すいてないから、ほんの少しでいいよ」
「わかった」
私から体を離した悟飯は、白いチャイナ服のボタンをいくつか外し、襟をぐいっと広げて白い肌をさらけ出した。それだけでふんわりと香る甘くて美味しそうな匂いに私自身の意識が飛びそうになる。
悟飯の手が私の頬に添えられ、視線がかち合う。恍惚と熱の篭った目で私を見る悟飯に体の芯が震えた。
「いいよ、お姉ちゃん…遠慮しないで、僕を食べて?」
「ッ…ごめん悟飯…ごめんね…!」
やめなきゃやめなきゃと思いながらも、心の奥底ではこのままでもいいんじゃないかって誰かが囁いている。事実悟飯を食べ続けて結構な年月が経っている。にも関わらずこうして大事な弟を食べているということはつまりそう言う事だ。
白い肌に顔を近付け、首に舌を這わせる。ぴくりと揺れる悟飯の肩に手を置いて、ゆっくりと柔らかい肉に噛み付いた。
「ッ…」
「ん…はむ、…」
「はぁ…お姉ちゃん…う、…」
「むぐ…む…」
ぐちゃり、ぐちゃりと肉を咀嚼する音が部屋に木霊する。悟飯の白い肌を血が伝い、チャイナ服がどんどん真っ赤に染まっていくのがとても扇情的で、もっともっとと歯を立てる。
悟飯の腕が私の背中に周り、ぎゅうぎゅうと締め付けてくる。それに息苦しさを感じつつも、口を動かすことはやめない。
「ぐッ…おね、ちゃ…!うぁッ」
「ごめんね悟飯、ごめんね、ごめんね、ごめんね…」
こんな生き餌紛いのこと、弟にさせたくなかった。けれど、この行為がやめられないのは、すでにお互いが依存し合っているからなのだと、頭の中で誰かが言った。
「謝らないで、お姉ちゃん…僕はお姉ちゃんに食べられて幸せだよ」
「ごはん…ごめん、ね…」
そうして私は、今日も弟の体を食べて命を繋いでいる。
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風呂に入ってるときに唐突に思いついたネタ。Ifなので本編と関係はないです。
そして相も変わらず文脈がめちゃくちゃ。
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