山土 | ナノ
キャラ崩壊。



山崎の奴・・・許せねえ。
中庭でカバディをする山崎を見ながら苛立つ。
煙草を吸うもイライラは収まらない。
「山崎イイイイ・・・!!」
たまらず俺が山崎を呼ぶと山崎は大袈裟にリアクションをとる。
「ひっ、ふ、副長!?」
「誰に断って勤務中にカバディなんかやってやがる・・・?」
山崎は文字通り凍った子犬のように震えている。面白ぇ。
「えーと、それは、その・・・、」
「・・・もういい。とっとと三日前の辻斬り事件の報告書持ってこい。」
「あ、ははい!」
「『は』は一回だ。」
「はい!すみません!」
山崎は脱兎の如く逃げるようにして仕事に戻る。

・・・にしても本当に許せねえ。
カバディなんかにハマりやがって―――俺が今まで陰でバトミントンの特訓をしていた苦労を返せってんだ!くそ!
「オレは知ってますぜィ土方さん。」
「!?」
背後に・・・総悟。
「あんたが夜な夜なミントンやってるの。まあ頑張ってくだせェ、せいぜい応援してやりまさァ。」
「てっ、てめ、!?」
「んじゃオレは仕事に戻るんで。土方さんもサボらないでくだせえよ〜。」
そう言い残して総悟は去っていった。
「・・・あいつにはかなわねえ・・・。」
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