箱詰め遊び | ナノ

※捏造万歳\(^o^)/













珍しく一日丸々休みがとれて、今日は久しぶりに家でごろごろしてようかと考えていたとき。
これまでの寝不足もたたってちゃくちゃくと眠りにつく準備をしていた脳みそは、しかし突然に鳴り響いたチャイムの音に引き戻された。

「波江?今日は休みって連絡…」

「お久しぶりです、折原臨也…さん。」

ここに来る人なんて波江以外にいないだろうと思って、声をかけつつ扉を開けると、そこにいたのは想像とは似ても似つかない童顔の少年。

「…青葉くん。どうしたの。」

「えぇ、ちょっと。」

取り敢えず部屋にあげろと視線で語られ、訝しく思いながらもリビングへと通す。

「それで、どうしたの急に。」

リビングに置いてある大きめの黒いソファーに並んで座りながら尋ねると青葉くんは口だけできれいに笑った。

「さぁ、何故だと思いますか?」

相変わらず俺と同じような笑みを浮かべる彼は、その笑みを崩さないままに尋ね返した。

「意地悪しないで、教えてよ。」

そう言いながら眉を困ったように下げれば、彼はきっと素直に答えてくれるのだろう。
彼が俺に甘いことは重々承知しているから。
ずるいやり方だとは思うが万が一、億に一でも彼に嫌われたらきっと俺もどうにかなってしまう。

しかし予想に反して彼はなにも言わない。
さすがに不安に思って眉尻を下げたこの表情が演技ではなくなってきた頃、やっとのこと彼が口を開いた。

と、その開かれた口は言葉を発するという行為をすることなく、そのままに俺の口へと重ねられた。
同時に半開きだった口から舌をねじ込まれる。

「っふ……!?」

わざと水音をたてるように口内を余すとこなく動き回る舌。
いつもの味わい尽くすようなキスと違い性急に行われるそれに、酸欠と快楽とその卑猥さに、脳が喘いだ。

「…うぁ……。」

堪えきれなくなった微かな喘ぎが口から漏れて、そうしていよいよ体に力が入らなくなったころ、ゆっくりからだが倒されて、そうしてようやく解放された。

生理的に涙のにじんだ瞳のまま見上げた彼は、何故だかひどく泣きそうに見えた。

「俺はあんたのモノなのに、あんたは俺のモノじゃないんですね。」

あがった息を少しずつ整えながら、浮かんでくる涙を生理的なものだと誤魔化して、そうして俺は彼にワライかけた。

そんな彼の独占欲が嬉しいなんて。


箱詰め遊び


――――
あれ、これ甘いか…?
せっかくリクエストしていただいたのにこんな出来で申し訳ありません…!
青臨はもっと増えるべきだと切実に願います(・ω・´)
こんなんで良かったら貰ってやってください…!
書き直しも受け付けますので…!

時季雨姫さんに捧げます!
リクエストありがとうございました!
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