リンロイ | ナノ
キャラ崩壊はデフォルトです\(^o^)/。


アメストリスのあるレストラン。
ロイは頭を抱えていた。
「・・・君、あとどの位入るのかな?」
「ん〜今腹四分目くらいかナ。」
バターをたっぷりと塗りたくったパンを頬張りながら、リンが答える。
「よ、っ・・・!?これだけ食べてか!?」
「・・・グラトニーと良い勝負になりそうですね。」
思わず力が抜ける。
生き倒れているところを助けたら、まさかこんなに食べるとは思わなかった・・・。
「あ、お代が心配ならもう止めとくけド。」
「いや、まあ遠慮なく食べてくれていい。」
見てて気持ちの良いほどの食べっぷりと笑顔。
もう少し眺めていたい。
「大佐、1時間後にはここを出なければなりませんよ。」
ホークアイ中尉がデザートのアップルパイを切り分け、こちらに取り分けながら言う。
「わかっているよ。」



「はー、ごっそさん!ほんとにありがとう!この借りは必ず返させてもらうヨ。」
満足そうにリンが笑う。外は雲行きが良くないが、彼の笑顔は晴れやかだ。
「いや、気にしないでいい。じゃあ、私は戻らなければ、「!」げふっ!?」
突如の衝撃。地面にキスをしてしまう。
母なる大地というが、それとこれとは別問題だと思う。
「いたたた・・・なんだね?」
「大佐!傷の男です!」
ホークアイ中尉の緊張した声が耳に届く。
「なにっ!?」
急いで起き上がると―――傷の男がいた。
そして、傷の男に立ちふさがるリンも。
「君、危ないから下がっていろ!」
私が声を掛けても、逃げようともせず腰の剣を抜く。
「おい!」
!まずい、雨が降ってきた・・・!
これでは無能になってしまう!
「大佐、早く下がってください!今の大佐は無能なんですから!」
「むのっ・・・!」
ショック!しかし中尉の言う通りではあるのが哀しい・・・。
「君も下がれ、リン!」
「そうはいかない。シンの者は恩を返すからな。先程の一飯の恩義、返させてもらうヨ。」
「だが、」
「邪魔をするな。死にたいのか。」
「死にたくはないけど、相手はさせてもらうヨ!」
傷の男がリンに襲いかかる。
中尉は周りに野次馬がいるので銃は撃てないようだ。苛立たしそうに眉を僅かに上げる。
・・・しかし、リンはなかなかに強かった。
錬金術師でも無いというのに、傷の男と互角に戦っている。
髪がさらさらと靡き、美しくて見惚れてしまいそうだ。

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