歌詞二 | ナノ
KAITOの歌詞を作ってみたり。
黒い服の人達。
マスターはかくれんぼが上手なんだ。
『かくしんぼ』



黒い服の人達と 大きい写真と花
僕はただひとり残ってあなたを待つ

誰かが泣いていた 広い部屋は凪いでいた
あなたはかくれんぼ 僕は鬼で探した
だけど見つからなくて 隠れるのが上手で
あなたの名を呼んだ 声は風に攫われた
もうかなわないよ 出てきてお願いだから
耳元で囁く声   『shi』という音が聞こえた


僕は泣いていた あなたは無いていた
いつまで笑ってるの? いつまで隠れてるの?
もうからかわないでよ 泣き顔がかわいいって
納得はいかないけど いつものように撫でてよ


ああ 黒いあの日から
あなたを探しても見つからない
僕は側にいた誰かに尋ねた
「死にました」
黒い服は弧を描き 僕を嘲け嗤う



僕は泣いていた もう身体は動かなくて
涙じゃなくて雨か 錆びついた咽喉は
あなたとの思い出と
僕の不確かな気持ちを
残すこともなく 掠れた声で歌う
あなたに教えてもらった歌はもう・・・
「僕は愛しています あなたを愛し続けます」
「私は想います あなたを見守ります」
あなたのお気に入りと僕のお気に入りの
部分が重なって
何処かへ運ばれたかくしんぼ』
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