無理にやっても | ナノ
小説ではない。暗め。


ジャンプで連載していた『LOCK ON!』でもあったけど。
昔はどんなに仲が良かったとしても、現在(いま)が疎遠状態なら・・・。
昔は自分は相手にとってどんなに大きい存在だったとしても、現在は相手にとっては凄く小さな存在になっている。
そんなことは無いか?
俺にとってはあいつは今でも大きな存在だ。
でも、あいつにとっては俺はそうじゃない。俺は現在でも殆ど独りみたいなもんだ。
でも、あいつらにはきっと新しい良い友達が居るんだろう。
楽しい生活を送っているのだろう。
もう世界が違う。
悲しい。かなしい。
自分勝手ってわかっている。
でも、会いたいんだ。
ただ、携帯電話に一度も使うことが無いとしても、それでも俺のアドレスがあってほしい。
昔のような笑みは二度と俺には向けられ無いだろう。
きっと、俺に会った時のあいつの顔は。
無視か。
懐かしいだけか。
苦笑い。
そんなもん。
どんなに仲が良かったとしても。
七年ぐらい親友でいたとしても。
脆いもんだ友情なんか。
ちょっと受験だなんだで疎遠になれば、もうアウトだ。
かなしいよ。
ただ俺が現実逃避でもしたくて無理に思い出に浸っていたいだけなんだろうが。
辛い時に、愚痴を聞かせられるだけでもすごく嬉しいんだ。
伝える術があれば。
いや、たといあったとしても、あいつらにとっては迷惑だろうな。
あいつらに会いたいんだ。
でも、会ったとしても俺はもう昔の俺じゃ無いんだ。もう誰も笑わせられないよ。
自分も。
会ったらなんて言えば良い?
例え奇跡であいつから遊ぼうと誘われたとしても。
怖いんだ。
会いたい。けど、会いたく無いんだ。
きっと、あいつらには良い友達ができている。
その友人達と比べてごらんよ。
俺はなんて無価値なんだって。
なんて面白くない奴なんだって。
知らしめにいくようなものだ。
だから、怖い。
つーかもう『普通』の反応ができない。
怖いから。余計にギクシャクしちまう。そんで、失敗。
・・・苦しいな。
俺はもう昔なにが楽しかったのかなんて憶えていやしない。ただ、『あいつらと昔遊んだことは確かに楽しかった。』その認識だけ。
今は、ただもう二度とあの日々は戻らないと嘆くだけ。
なあ、いま苦しさしか残らないのなら、
昔の戻らない楽しさなんて、無かった方がよかったのかな?
わかんないよ。
かなしいよ。くるしい。
もう、こわい。わからない。
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