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「実際にあった話な。俺の友達の広田・・・あ、女子なんだけどさ。あいつ水分補給を欠かさないんだ。昔熱中症でひどい目に遭ったからさ。んでよくトイレに行くんだよ。」
「まさかトイレに花子さんでもいたとか、かみくれお化けが出たとかいう話じゃないだろうな？」
「それだとありきたりでつまんないよ？」
「違う違う。まあ聞けって。広田ドジだから用を足すとき、・・・ほら、女は大でも小でもかがむだろ。」
「ウチの学校洋式ねーもんな。」
「そんで広田いつもかがむ時頭ぶつけるんだよ。壁がすぐ近くにあるから。何度もぶつけてんのに、学習しないんだ。」
「ほうほう。」
「ドジっ娘だな。」
「そんで何度も頭ぶつけてるうちに、壁のタイルが剥がれてきたんだ、そしたら広田・・・・・・。」
「―――ハゲになっちゃったんだ。」