「ねえ正チャン、僕ねえレオ君のこと、だあいすきなんだあ」

「…はあ、そうみたいですね」

「だってさあ超可愛いんだものー」

「はあ、そうですか」

「背がちっちゃいとことか睫毛が長いとことか黒っぽい色の目とかシルクみたいな艶やかな髪とか白い肌とか落ち着いた声とか驚いた顔とか涙とか、超好きなんだあ」

「はあ、そうですか」

「昨日さあ、不意打ちでほっぺにチューしたらさあ恥ずかしいって泣いちゃってさあ。ごめんねって言ったら、違うんです嫌なんかじゃないんですって上目使いで僕を見上げてさあ」

「はあ」

「超可愛かったんだあ」

「はあ、それは良かったですね」

「ていうかさレオ君の可愛さって超やばいよねえ。僕重症かもしんないや」

「そうですね。白蘭サンの頭の中は重症ですよね。脳みそ腐ってんじゃないですか」

「ん、正チャン何か言った?」

「いいえ?何も」

「そう?あー、レオ君の話ししてたら会いたくなっちゃった。僕これからレオ君とこ行くから今日の連絡はおしまいね。バイバーイ」

「――ちょ、まっ…―!」

―――――ブチッ――!


「本当に切りやがった……」


(…誰か早くあの人をどうにかしてくれないだろうか。一発殴れば脳みそも正常になるかもしれない)






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白レオバカップルな件





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