「黒子っちいぃいぃいぃい!」
「ああどうも」
「…た、他人行儀!」
「ボクに何か用ですか?」
「黒子っちオレと放課後デートしよう!」
「しません」
「えぇー!だって放課後に制服でイチャイチャすんのって男のロマンじゃんー夢っス希望っス!」
「夢でも希望でもありません。そもそもボクには君のロマンとかいうものが全く理解出来ません」
「照れ屋さいだだだだだだ!」
「照れてません」
「うぅー。じゃあじゃあマジバだけでもダメスか?」
「嫌です」
「えぇーオレバニラシェイクの無料クーポン持ってんのにぃ」
「黄瀬くん行きましょう。さあ早く」
「おぉお!」
「マジバか。仕方ないのだよ」
「おぉお?!」
「五月蝿い奴が居るが黒子のためだ、仕方がない」
「黒子っちのため?!てか何が仕方ないんスか?!」
「そのクーポンオレにも寄越すのだよ」
「どうでも良いですが早く行きましょう」
「ううう、何で今日も緑間っちが居るんスか…。今日は誰とも帰んないって調査済みだったのに…」
「キミはストーカーですか」
「最低なのだよ」
「みっ、緑間っちだって一緒じゃん!いつの間にか沸いてたし!」
「は、笑わせるのではないよ。オレはある情報網からお前が黒子に会いに誠凛に行くと知ったのだ。黒子に何かあってからでは遅いからな」
「それは、ありがとうございます」
「…べ、別に良いのだよ」
「照れんなばかぁ!和むなばかぁ!」
ある情報網→笠松
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20100430
やっぱり可哀相な黄瀬