「あのね 奈々ちゃん…奈々ちゃんは監視官様だし?そりゃあ俺だって言うことは聞くよ?聞きますとも。だけどさぁ、バレンタインっつーのは女が男に渡すもんっしょ?何でそれで俺にチョコ強請ってんの?これでも俺って一応 奈々ちゃんの彼氏、知ってた?知らねーとか言われたら もう俺生きていけないけどね」
『知ってるよー、でもね 縢くんってお料理上手だからさぁ さすがに手作りは渡せないもん。そもそも私 料理なんてしたことないし…』
しゅんっと項垂れている姿がカワイイ…
手作りは渡せないから、俺に自分で作れとかちょーっといろいろ間違ってると思うけどさ…あーあ、本当 俺って奈々ちゃんに甘すぎじゃね?
俺の部屋で繰り広げられてた小さなバトルはあっという間に終了、結局ソファからキッチンに移動しちゃってるからね…。
「で?どんなチョコレートがご希望ですか?」
『作ってくれるの?』
ぱあぁ!っと明るくなる表情…カワイイ
奈々ちゃんは、本当にズルい。
「ま、俺って紳士で優しい彼氏だし?チョコくらい任せてよ」
『わあぁっ!縢くんかっこいいっ!!じゃあね、チョコレートケーキがいいなぁ!うーんっと甘いやつね』
可愛い彼女に逆チョコレート
『縢くんのお料理してる姿が1番好き!』
「なんで?」
『楽しそうで、1番イキイキしてて、すっごくかっこよくて、キラキラしてるもん』
「………。//////」
やっぱり奈々ちゃんはズルい。
- あとがき -
やっぱり縢くんの場合、料理してもらうネタになる(笑)だって縢くんの作ったチョコレートケーキとか食べたいもん!!
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