シスコンだって恋をする!! | ナノ


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放課後、俺はいつものように 文芸部の部室にいた。


いつものように 美月の陰湿な悪口を聞きながら…


ただ いつもと違って 珍しいことと言えば
博臣が部室にいるということ。


「珍しいな、博臣が部室にいるなんて」

「いや、今日は やたらと手が冷えてな
アッキーの脇が恋しくなった」

「ワキワキするな!!
そこは、可愛い妹に会いに来たとかじゃ ないのかよ!!」

「秋人、私を売るのね」

「もちろん 美月にも会いに来たさ
ま、家に帰れば いつでも会えるがな」


「…博臣」

「なんだ?アッキー」


「…キモい」


「それを言うなら ひたすらメガネ美少女を追いかけるアッキーもキモいぞ」

「うるさいな!!」


「二人とも…」

「なんだ?美月」


「キモい、死ね、うせ《パリーンッ》


美月の陰湿な悪口をかき消すかの如く
突如 窓ガラスが割れた。


「え…?妖夢?!」


そして、妖夢が部室に内に入ってきた。


「博臣!!檻 張ってなかったのかよ!!」

「俺だって いつも檻を張っているわけじゃない」

「と…とにかく 倒せよ博臣!!」

「わかっ『みーつけたvV』


割れた窓ガラスから二人の少女が入って来て、博臣と妖夢の間に割って入った。


「異界士…なのか?」







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