よいこの童話シリーズ エーテル神話3
『へいわのめがみ アルテラス』
わたしたちのほし アトラのかみさま
エーテル=アルテラスは
おんなのこの かみさまです
アトラがうまれたとき アルテラスは
まだ すやすやと ねむっていました
アルテラスがねむっているあいだに
おとこのかみさま ダブザンクルがうまれました
ダブザンクルは だいち と ほのお のかみさまです
ふだんはしずかですが おこると
じしんをおこしたり かざんを ふんかさせたりします
つぎに おんなのかみさま レイティアがうまれました
レイティアは みず と みどり のかみさまです
やさしく ときに きびしくみまもり
たくさんのいきものをそだてました
やがて アトラはいまのような
うつくしいほしに そだちました
そのときになって ようやく
アルテラスは めをさましました
アルテラスは いままで このほしをそだててくれた
ふたりを おとうさん おかあさん とよびました
そうして ふたりにそだてられたアルテラスは
かぜをあやつり へいわをあいする
うつくしい めがみさまとして
アトラをまもるようになりました
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