小ネタ部屋 | ナノ


幼なじみ組で看病バトン


指定⇒幼なじみ組(高)


風邪引きさん→木矢田(キャタピー♂)
看病する人→尾戸(ビードル♂)

おや木矢田の様子が…?

・風邪引き【木矢田】が目の前に。
「おまっ…!学校は…!!?」
「サボった」
「馬鹿ただの風邪だし…お前は学校行けよ!」
「別に一日くらいいーのー。きやのピンチだし」
「ピンチってほどじゃ…!」
「はいはい病人は大人しく寝てる寝てる」


・【木矢田】の額がうっすら汗ばんでます。
「…っ(クラクラ)」
「ほら熱あるのに大声だすから」
「くそ…汗…気持ち悪い」
「寒い?」
「いや…まだ熱っぽいし熱い」
「そっか?」
「おう…俺ちょっとタオル取ってくるわ」


・あなたの前で【木矢田】がよろけてしまいました。
「…!?(グラリ)」
「っと!!きや大丈夫!?」
「…!…わ、悪い尾戸」
「タオルなら俺取りに行くから、きやは寝ててな?」
「…りょーかい」


・どこで介抱しよう?
「とりあえずベッドで暖かくしてて!」
「あ、タオルの場所…」
「一階洗面所左のラック2番目」
「……」
「でしょ?何年幼なじみやってると思ってんの」
「ははっ…さすが」


・【木矢田】に病人食作ってあげて。
「あ、ついでにお粥作ってくるから」
「欲しくなi…」
「欲しくなくても食べなきゃだめ」
「……」
「あ、おばさん達いないみたいだけど勝手に台所借りるからね」
「……わかったよ」


・苦い飲み薬を【木矢田】が嫌がっています。
お粥を食べ終わった木矢田さん。

「…ごちそうさま。美味かった」
「それだけ食べれたら大丈夫だねー」
「ん。さっきに比べたらだいぶ楽になった気がする」
「そっか。じゃ、食後の薬飲んだら完璧なんだけど」
「……いらない」
「はあ(溜息)…きやまだカプセル薬飲めないの?」
「…ばっ!別に飲めないわけじゃねーよ!そんなもんなくても寝てりゃ治る!!」
「昔も同じこと言って風邪悪化して一週間寝込んだのきやじゃん!」
「そんなの昔のことだろ!」
「とにかく飲みなさーい!!(ガバッ)」
「うお!?…ちょ、手ぇ放せ馬鹿尾戸っ!!(ジタバタ)」
「薬飲んだら放しますー」
「!?」

薬を飲むか飲まないかで幼なじみで奮闘。


・看病していると、トラブルメーカーの第三者が現れました。
部屋の扉が豪快に開かれました。

「(バーン!)おじゃましまーす音無ですー!!木矢田先輩ー!!二限自習だったんでお見舞いに来ましたー!………て、あれ?」
「……」
「……」

【現状】
薬を飲ませようと木矢田の手を押さえ上にまたがる尾戸。風邪と熱のせいで熱っぽく、尾戸との取っ組み合いで服の乱れた木矢田。そして鉢合わせた腐男子代表音無。

「びどきやキタアアアアァアァアアー!!!!!」
「面倒臭いのが来た…」
「…ごめん俺薬飲むわ…頭痛くなってきた」


・【木矢田】が退屈そうにしています
尾戸さんが音無さんに経緯を説明。

「…ってなわけで薬を飲ませようとしてて…」
「…ハアハア…リアルびどきやハアハア…風邪っぽい木矢田先輩まじエロいっすね!!尾戸先輩!」
「でもきやカプセル薬昔から嫌いだから…」
「個人的にはあのあと口移しで薬飲ませるとか…?でも実はそれは媚薬で…薬と間違えて間違えて飲ませちゃった、とかでも美味しいかも…!ハアハア木矢田先輩は尾戸先輩の服を掴んで「身体が…熱いんだ…何とかしてくれよ尾戸…」と潤んだ目でそう訴えかけるように…」
「オイコラ話聞け」
「………」


・お風呂はどうしましょうか。
「木矢田先輩!!顔赤いですよ!?お風呂入りましょうお風呂!!主に尾戸先輩と!」
「熱まだ下がってないから風呂はだめ」
「でも…汗やばい…」
「タオルで拭こうか?」
「おう、悪いな…」
「うえああぁぁああタオルで拭くとか…!「ちょっ…そんなとこまで…拭かなくていい…!」ってあれですか!!?それもアリだ…!!ハアハア尾戸先輩GJ…!!ちょっ、デジカメ家から取って来るんであと30分待ってもらえます!!?」
木・尾『そのまま帰れ』


・「早く治るおまじないをして」と【木矢田】が言いました。
「ひどいですよー!!わかりましたよデジカメは諦めて心のカメラに焼き付けますから!!!さあ!俺を空気だと思って二人で愛を育んで下さい!!」
「あいつの頭どうにかするおまなじないとか黒魔法とか呪いとかないのか…?」
「あったらとっくにやってる」


・【木矢田】がうとうとし始めました。
「なんか眠い」
「薬が効いてきたのかも(木矢田の頭をなでなで)」
「頑張って飲んでやったんだからな…」
「ん。えらかった」
「あの時も薬飲めばよかった…」
「あははっ、きやそれ今更すぎ」
「いーだろー別に!」

「幼なじみの回想シーンハアハアハアハア…」


・【木矢田】が手を繋いで欲しいと言いだしました。
「……眠…」
「寝ていいよ」
「……悪いな」
「俺らのことは気にすんな」
「…あ、尾戸…?俺が寝てる間手繋いでもらってもいい…?」
「?」
「木矢田先輩がデレた!!!!誘い受け!?誘い受けなの先輩!!?いやアリかナシかと聞かれればアリだけど!!!」
「手繋いでてくれ…そこの変態と
「……きや」
「手繋ぐの嫌だったらガムテで縛っといていいから…音無がいると思うとオチオチ安心して寝れないだろ…」
「木矢田先輩いいい!!?俺はそんなオチ認めないんだからああぁぁあ!!!(泣)」


・【木矢田】はねむったようです。
「(スースー)」
「……よかった」
「んーんーんんー!!!」

音無さんはガムテ巻きにされたようです。


・完治した【木矢田】に一言
次の日木矢田さんが学校に登校してきました。

「あ、きや治った?」
「おう…昨日はありがとな」
「んーん!」
「あれ?そういえば今日音無は?」
「あー…小羽戸いわく、今日は風邪で休みらしいよ」
「もしかして俺のうつった…?」
「……」
「……」
木・尾『放課後見舞いに行ってやるか!』

なんだかんだで後輩が可愛い木矢田さんと尾戸さんでした。(チャンチャン)


バトンお持ち帰り:
http://www.blogri.jp/baton/?id=58849
ブログリバトン置き場:
http://www.blogri.jp/baton/


これ逆パターンも捨て難かったのですが今回は風邪ひきが木矢田、看病が尾戸におさまりました。


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -